たまたま学校が午前で終わってWOWOWつけたら放送してたので、軽い気持ちで見てみました。
沈みました。昔の自分と過剰に重ねてみていたので・・・僕の場合虐められてたわけではなくて、意識を失い、いきなり倒れてしまって・・・好きだった野球をやめました。
友達は一生懸命支えてくれました。でも励ましのメールや、自分を気にかけてくれても、徹底的にシカトしました。付き合いが長かった幼なじみでさえ、拒絶しました。
野球部の監督も待ってるぞ、いつでも来い!と言ってくれました。それでもやめました。
惨めだったんでしょう自分が。戻れるなら戻りたいです、ごめんなと謝りたいです。
皆さんも友達は大切にしてください。壊れてしまったものは、もう元には戻りません。当たり前と思ってる事にどれだけ支えられてるか・・・・失ってから初めて解りました。
それで引っ越しました。もうその頃には、僕に一人も友達なんて残ってませんでした、転校した学校先で先生と揉め、先輩と揉めて、親とも揉めて、ただ荒んだ毎日をすごして、死んでやる!とは思いませんでしたが、それでも生きてる事が本当に苦しかったです。
でも今は
犬という新しい家族もいます。2つ目の学校に、一応、友達かどうかはわかりませんけど、顔見知り程度ならいます。
新しい友達が出来た時の嬉しさというか、むず痒さはちょっとだけ、早乙女と真に思い出させてもらいました。
見ていて涙が止まりませんでした、自分は正直中学校の一件以来、人前では感情をださないように振舞っていたので、自分らしくアクションを起こしてる真はとても眩しかったです。
自分にとって大切な何かを思い出させてくれた、かけがえのない作品になりました。
正直、かなり人を選ぶ作品だと思いますが、心に古傷がある人、今が辛い人、是非ご覧になってください。
噂に違わず、素晴らしい作品でした。このように「読み進めるのが惜しい」と思える作品に出会えることは5年に1度あるかないかぐらいのものです。ストーリー、表現、オチ、どれをとっても100点です。是非とも、渡辺あやさんの脚本で映画化して欲しいです。主役は、
池脇千鶴さんと妻夫木さん(←ただし関西弁が難しいかも)で。森絵都という作家さんは、単なるチャラい、浅薄なはやり作家やと思っていましたが、とんでもなかった。こういう大人向きのしっかりした作品もドンドン書いて欲しいです。有難うございました。