宮崎駿監督のアニメ作品があまりに印象深かったので、イメージを壊されそうで期待してなかったのですが、良い意味で見事に期待を裏切ってくれました。
とにかく、主人公のキキが素晴らしい!人間臭くて奔放な生き生きとした女の子を、見事に表現してくれました。脇役陣も名演技で新しい魅力的な世界観と
魔女宅の可能性を広げてくれました。
アニメの実写化というイメージが強かったせいもあり、前評判も芳しくなく、ヒットとは言えなかったようですが、原作小説ファンの方なら、むしろこの実写版の方がありのままのキキを感じられたんじゃないでしょうか?
アニメ作品ファンの皆さんも是非ご覧になってみて下さい!
アニメとは一味違う、新たな魅力を引っ提げたキキとジジが素敵な物語の世界に誘ってくれますよ。
日本でのオーボエ作品の、半世紀を超える歩みを俯瞰できる好企画。
最初の本格的オーボエ曲である平尾貴四男のソナタから昨年初演されたばかりの
北爪道夫作品まで、日本の作曲家がこの楽器に抱いてきた想いが凝縮されています。
広田氏の委嘱になる2曲だけでなく、
平尾作品はこれで3種類(辻功盤、加瀬孝宏盤、今回の広田盤)が出揃い、それぞれの
持ち味を語ってくれる事は、まさに幸福の極みです。
茂木盤とは又違ったアプローチの山下作品も同じです。
選曲、演奏、録音ともに文句なく「5つ星」なのですが、一つだけ引っかかった事が・・・
ブックレットの解説が日本語だけで、
英語訳が併記されていません。
折角の企画ですから、日本の作品を海外の(欧米だけでなくアジアも)演奏家や愛好家の方々に
広く発信し、世界中で話題になり、愛奏されるように願うのは私だけでしょうか。
外国人も多く参加する日本でのコンクールでこうした曲が課題となり、やがて国際的に
スタンダード・レパートリーとなって行く事が求められているのではないでしょうか。
従って、CD事態の内容はもちろん「5」、ただあまりに「内向き指向」な販売戦略に
関してだけ減点させていただき、全体を「4」としました。
【映画パンフレット 】
魔女の宅急便を購入しました。パンフレットは収集してます。
誰もが教育問題について考えさせられた「ゆとり教育」。そこでは主に責任の所在が「親」か「学校」かで論争となることが多かったように思われる。著者は「地域社会の崩壊」をメインに掲げている。この崩壊してしまったコミュニティを再生しようと試みる人と、崩壊したという前提で行動していく人との間で、また意見は分かれてこようが、地域社会に視点を移すことは重要なことのように思える。