サントラというよりも、あくまでインスパイアード・アルバムと銘打たれています。映画で使用されたテーマ曲(ヴォーカル入り)2曲をはじめ、ルルティアの名曲の数々がインストゥルメンタルで堪能できます。アレンジも多彩でオリジナルを知っている人も知らない人も楽しめる内容にはなっていると思います。佐藤鷹氏の熟練した細やかな仕事はさすがです。ちょっとミックスなど無難すぎる感はありますが、その辺は好みの問題かな。
ルルティアファンにはオススメ。その他、映画のファンや映画を観て興味をもたれた方、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。
僕はまことちゃんしか読んだことがないので、てっきり楳図先生のことを
ギャグマンガの先生だと思い込んでいたのですが、たまたまTVでしょこたんが
楳図先生について熱く語っているのを観てホラーマンガの先生だと知り
ぜひ他の作品もみたいなあと思い、この作品に目を通しました。
最初はトーンをほとんど使わない、クロスハッチングで描き込まれた濃厚な
絵の怖さに圧倒されていたのですが、読み進めていくうちに凄く計算された
物語であることに気づきました。
良い意味で多くを語らず、曖昧にすることで読者1人1人に想像を委ねさせる展開がお見事です。
もっと前に読みたかったです。
でも、おそらく子どもの頃の僕にはこの作品は難しかったでしょうね。
今読んだからこそ、楳図先生の作品を面白いと感じることが出来たんじゃないでしょうか。
まことちゃんでは大いに笑わせていただきましたが、今作では大いに感動させられました。
楳図先生、ありがとうございます。
正直、楳図先生というと年末にダウンタウンの番組に出てくる変なおじいさんという
イメージがありましたが(!?)、この作品をよんで先生の印象が変わりました。
でも、懐の深いユニークさも楳図先生の魅力ですので、それはそれで
アリですね。
今年も楽しみにしております(笑)。
アナログ発売時、すげーーー欲しかったんですけど、金欠であきらめてしまった名作品集!!! それが今、この手に!うれしーーー! すげーーーー!うれしいい! 楽曲どうこう(実はけっこうバラエティに富んでいて、ウメズ先生の音楽的包容力の大きさを思いしりますが)よりも、作者ご自身の作品への思い入れがびしびし伝わってきて、オン・タイムでどきどきわくわく恐怖、戦慄、慕情、憧憬していた身としては感涙する他ありません。「洗礼」、「へび少女」、「おろち」、「イアラ」、「漂流教室」などなど、
タイトルを聴いただけで、うわああああっと興奮してしまう作品が、ウメズ先生自身のヴォーカルで意外にサラリと歌われ、しかして凝縮されたイメージは濃厚にして奔放、ハートにどっかああん、じーーーーーーんと来ます。毎週、あるいは毎月、連載を心待ちにしていた世代の方には最高のプレゼントではないでしょうか。
『ビデオカメラには何が写ったのか?』『
幽霊屋敷』の2編からなるオムニバスアニメ。
『
幽霊屋敷』は映画『ヘルナイト』の二番煎じのような気もしますが、この楳図版の方が怖いです。
幽霊屋敷を探索に行く主人公と友人、更に2人加わって…。
『ビデオカメラ…』は
幽霊屋敷よりは残酷描写は軽めですが嫌〜な雰囲気を醸し出してます。
自分が昨夜寝ている間に何が起こったのかをビデオカメラでタイマー撮影する主人公と彼氏。
見終わった後の後味の悪さは楳図邸の外観よりはるかに気分が悪くなります(汗)
本当に絵が上手い!、描き込みがしっかり、人物の表情だけでなく建物の無機質感やパンなどの食べ物は美味しそうにきちんと描き分けているのが凄いです、更にオリジナル性のあるきちんと考え込まれたストーリー展開など思わず息を呑んでしまう程でこれだけの作品を描ける漫画家さんも珍しいのではないでしょうか、未来世界のアトラクションなど凄く興味深く描かれていて強く印象に残りました、他にも「14歳」や「洗礼」など実に興味深く魅力的なストーリー大作漫画を描かれています、ぜひご覧になってみて下さいませ。