アクション映画でよくできたものが『ダイハード』だとすると、恋愛映画ではこの作品がそれに匹敵する。と個人的に思っている。自分の部屋と引き替えに出世するという設定も面白いし、小道具による伏線もすごくいい。
シャーリーマクレーンがキュート。 ひょんなことから上司に自分のアパートを貸すことになったそのことだけで平凡なサラリーマン ジャックレモンが昇格していく。 そのことに最初はさして疑問を抱かなかった主人公も恋するマクレーンが実はその借り手の一人の浮気相手だとわかってから、悩む。 でも誠実すぎる主人公もついにそういう自分にさよならする決心をして、また彼女も不誠実な相手よりジャックレモンの誠実さに気づき、真実の愛に目覚めおおみそかの
ランチキパーティの場からあのレモンのアパートに走る。 走るマクレーンがとにかくキュート。 髪をゆらし、幸せな笑顔で走る、走る。 辿りついて、君が好きだと言われても、いいからカードを切りなさい、と言ってありきたりの抱擁やキスシーンで終わらない 何とも粋なラスト。 何度でも見たい映画。
出世の足掛かりにと、上役の情事のためにせっせと自分のアパートを貸している会社員バド(レモン)。だが、人事部長のシェルドレイク(マクマレイ)が連れ込んで来たエレベーターガールのフラン(マクレーン)は、バドの意中の人だった……。
まさに名作です。白黒の映画ですが、ジャック・レモンの魅力がたっぷりと出ています。センスがいいし、ラケットでスパゲッティやおしゃれな帽子などいろんなところでアクセントが利いていて見ていて楽しい。やはり僕としては睡眠薬を飲んだフランを助けるシーンが好きですね。あわてながらも隣人の助けを借りて介抱し、コーヒーを入れたりと世話を尽くして決まり文句で部長の所に行ったのに・・・、なんか見ていて笑える。
これぞコメディー作品ですね。