『昭和天皇は一九七五年、初めてアメリカ合衆国を訪問します。米国訪問から帰ってきた時に、日本記者クラブで記者会見をしましたが、(…)この時の記者会見ではもうひとつ重大な質問が発せられました。「いわゆる戦争責任について、どのようにお考えになっておられますか」。これに対する昭和天皇の答えはこうです。「そういう言葉のアヤについては、私はそういう文学方面はあまり研究もしていないので、よくわかりませんから、そういう問題についてはお答えできかねます」。』(P74~75)
この「御言葉」を思い出させて下さっただけでも、この本は充分にその値うちがあったと思います。晩年の「陛下」は「生物学」を研究なさっておられたので、「人文科学(文系)」の方は、あまりお得意ではあらせられなかった。もちろん、お若い頃は、そうでもなかったのでございましょう。
フルコンプいたしましたので、レビュー致します。
PS2版ワンド1・FDと、ワンド2はコンプ済みです。
ゲーム内容は、ヒロインのもとにある日突然妖精が現れ、
助けてもらったので恩返しがしたいと、ヒロインのたどる
様々な未来の可能性から、特に喜んでもらえるであろう
「ワンド1FD後の舞踏会」「ワンド2エンドのその後」
「ワンド1のストーリー途中、ヒロインが魔法で子供に戻る話」の
3場面を夢で体験するショートストーリーと、ミニゲームとして
妖精と遊んだり、一緒に攻略キャラにイタズラ出来たりも出来ます。
もちろん今作をプレイする前に、ワンド1・FD・ワンド2の全てを
プレイしてからが一番ベストだと思いますが、最低ワンド1かワンド2の
どちらかのみをエンドまでプレイしていれば、キャラ自体は根本的に1・2で
ブレていないので、十分楽しめるのではないかと思います。
シナリオですが、「ワンド1FD後の舞踏会」「ワンド2エンドのその後」は
とにかく糖度が今までプレイした乙女ゲーの中で一番甘いです!!
ですが、イヤミのある甘さではないので、もうお腹いっぱい…。となる事が無く、
最後まで飽きずにフルコンプ出来ました。
しかもただ甘いだけでなく、「ワンド1FD後の舞踏会」→「ワンド2エンドのその後」の
順で同じキャラをプレイした際、外見はもちろんですが内面の成長がちゃんとシナリオに
反映され、成長した上での恋愛・友情が丁寧に書かれていて、素晴らしいの一言です。
「ワンド1のストーリー途中、ヒロインが魔法で子供に戻る話」は、
ドラマCD”ちいさなまほうのものがたり”を聞いた人は、より楽しめる内容になっており、
公式ブログから起用の妖精もですが、まさにワンドシリーズのファンであればあるほど
プレイして幸せになれる、ファンの為のFD!ゲーム
タイトルに偽りなしです!!
若干ネタバレになりますが、個人的にはワンド2のアルバロのハッピーエンドをクリアしてから
今作をプレイされることをお薦めします。今作のグランドフィナーレを迎えたあとに、
タイトルロゴにまで製作者さんの愛を感じずにはいれなくなるほど感動しますのでゼヒ!!!
今回はプレイ中不具合も見当たらず、スチル絵も素晴らしく新衣装・新キャラ・新たな立ち絵
ポーズ・表情も書き下ろし満載で、どれだけ製作者さんが妥協せず作り上げたか努力を考えると、
本当にこんな素敵な作品をありがとうと感謝の気持ちでいっぱいになりました!
特に「ワンド2エンドのその後」の各キャラエンディング・グランドフィナーレは幸せと感動で
感無量になり、涙してしまいました。
今までプレイしたFDの中で、一番FDとして完成したFDでしたし、ワンドシリーズ自体が
1つの物語として、とても完成した乙女ゲームではないかと思います。
何か乙女ゲームにチャレンジしたい!と探している方には、心からお薦め出来るソフトです。
温度低め…ではありますが、ライブに行って聴いているような気分に浸ることができます。今作では1stアルバムの頃の親しみ易いポップ感も少々思い出させつつ、耳に心地よい、どこか軽やかさすら加わった、洗練された音を聞かせてくれます。
これまでの作品にあった閉塞感が減少し、風通しがよく、おだやかな温かさすら感じます。独特の世の中の捉え方のようなものが好きで聴いてきたところもありますが、そういった面よりも純粋に音のよさが際立ったアルバムだと思います。
とはいえ、イメージ豊かな歌詞といい、薄暗いところへ引き込んでいくような雰囲気(?)はひとつの完成された世界を見ているようです。
特に、5曲目から10曲目の流れが良い感じ~
通常版とどちらにしようか散々迷ったあげく限定版にしましたが、通常版で充分だったなというのが率直な感想です。限定版の特典目当てで買っている訳ではないですが、限定版は特典も楽しみのひとつですし、特典でこんなにがっかりしたのは初めてだったので…。特製小冊子はカラーイラスト見れて良いのですが、カラーページは5ページだけ。せめてキャラ別SSの扉絵だけでもカラーにして欲しかった。紙もペラペラだし、シンプルということにしてみてもちょっと手抜き感が否めない。これに+ドラマCDでこの値段は高過ぎます。余程のファンの方でない限りオススメしません。ゲームの方は始めたばかりなのでこれからちょこちょこやろうかと思います。限定版と通常版で迷われている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
じっくり見れば傑作だと思う。キャラやメカ、ストーリーもとても魅力的だ!!この作品に批判的な声に一理はあるが、気楽に楽しむ単純なエンタテインメントがあってもいいと思います。関係者のチャレンジ精神に感謝!この精神に星5つです^^