友人から「今回も桜庭節だよ」と薦められたので、購入しました。
聴いたときの第一印象は「テイルズ…?」という感じでしたが、和の要素も取り入れられていてとても良い感じだったと思います。
全体的に鋭さは無く優しい感じで、転生のイメージを沸かせるという点では凄いです。
ゲーム作中で生かされていない分、楽曲のみで楽しめるので良いとは思います。
ただ、“オープニング”と“最後の戦い”以外に印象に残るメロディーが殆どありません。
“
月詠学院内の外”は春夏秋冬のアレンジの違いがあまり明確ではなく、トラックにも並んで収録されているので面白みに欠けます。聞き比べるには物足りないので…
そのような理由で、評価は星3つです。
媚びを売らず、かつ淡白過ぎないキャラクターデザインはとても素晴らしいです。
それぞれの性格付けは安直すぎるのもいますが様々で、ADVモードでは主人公に話を振られたり行動の主導権を握る事も多いので、色々なキャラをいじったりできるのがとても楽しかったです。
クリックイベントなどの
スタッフ自身楽しんでるようなお遊び要素も結構あります。
登場人物がとても多く、RES反応の全てのパターンにも声がついてるのでヴォイス班の
スタッフの方々は本当に苦労なさったと思います。
さて、その微笑ましいやり取りを繰り広げる人物のキャラクターに厚みと深みをもたらすのが本編のストーリーなのですが、こちらは力不足です。
それぞれ見せ場はあるにはあるのですが盛り上がりきれなくて、かつ吹っ切れてもいないです。
敵キャラも敵対する以上それだけの事情があるはずが「ただ人間を滅ぼそうとしてるお安い敵キャラ」に成り下がってます。
トータルデザインも褒められた物ではありません。
「俺はこういう事がしたいんだ」という監督の強いこだわりは自ずとビジュアルやサウンドに結束されて出てくるのですが、今作品はキャラやウィンドウデザイン、
フォント、音楽などの要素がちぐはぐです。
統一性がありません。配色のセンスもどうかと思います。
あと、著名な人材を使う事よりも監督のセンスをもっと磨くべきかと思います。
どんな高級な食材でも最後は結局使う人間で決まるものですから。
キャラデザと声優さんに惹かれて発売日当日に月光録を購入した者です(勿論、値下げされる前のものを原価で)以下、このゲームの良い点と悪い点を書き記しておきます。
【良い点】
・声優陣が豪華(櫻井孝宏・保志総一郎・鈴村健一・鳥海浩輔・植田佳奈・沢城
みゆき・中原麻衣・釘宮理恵・うえだゆうじ・川上とも子・斎藤千和・緑川光etc/敬称略)
メインキャラからサブキャラまで多数の演技派声優がいらっしゃるので各キャラの個性はとても引き立っています。声優好きには堪らないと思います。
・ゲーム中で登場したイベントCGが鑑賞出来る
岩崎さんの美麗なイベントCGが何度も見れるのは私的にはとても嬉しかったです。
【悪い点】
・戦闘中のバグ
大切なボス戦などであと少しで倒せる!そう思った時に限ってバグが起きて、画面がフリーズしてしまい悔しい思いを何度となくしました。初期不良などで此方では改善されているやもしれませんが、戦闘前にはマメにセーブをすることをお薦めします。
・二周目の利点が少ない
主人公のレベルや持ち物などが引き継がれるだけで、クリアしたキャラとの相性値は初期に戻ります。せめて二周目からは好きなキャラのルートが自由に選択出来たら良かった(一話目から登場しないキャラをクリアしたい時はそのキャラが出てくる話まで途中スキップ出来るとか)
全体的に悪い点が目立ってしまったので☆3つ。この価格ならばキャラ萌え、もしくは好きな声優さんが数人いれば購入してみてもいいと思います。
豪華声優陣にも関わらずキャラとストーリーを生かしきれなかったのは残念。
前作をプレイしていなくとも凡そのストーリーは理解出来ましたが、前作のセーブデータを持っていると九条さん(CV:檜山修之)のエンディングも見れるようです。
前作からプレイしてる方には優しくない内容かもしれません。