本の
タイトル通り、いろいろなタイプのドラゴンを地域ごとに描いています。
面白いのは、卵の形、サイズ、翼の種類や形態、生体や習性とかがちゃんとのっていることでしょうか。それでいてそれぞれのドラゴンのイラストを
仕上げる手順、メイキングがのっています。
ただおもに着色がメインですので、線画やスケッチ部分はすでに完成されています。とはいえ構図や細部の書き込みは適宜拡大されたり載せられているので参考にはなります。
画力は申し分なく、ドラゴン達は半端なくかっこいいのですが、個人的にはドラゴンの骨格や筋肉のつき方が描かれたページが大変参考になります。とはいってもたった1ページですが、それでも実在しない生物を描く上でこれほど参考になるのはないんじゃないかとおもいます。
william o'connor で検索すれば氏のホームページが出てきますのでどんなドラゴンなのかは有る程度分かります。買って損はない見応え有る1冊です。
こういう本は中身だけでなく本自体の装丁にもこだわっているので、チープさは感じられません。そこもまた良いですよね。