野沢雅子氏のモノクロ&カラー・2部作の全話DVD化を機に、ついに伝説のオリジナルテープが発掘された!
構成等をバップ時代から卓越した手腕を持つ高島幹雄氏が担当されたこともあるが、一部の未発見曲を除き全て収録されている。曲も完成度が高く、後のリメイク作や他の作品にも流用できそうな魅力をもっている。
またこれらを作曲したいずみ たく氏は、松竹の怪獣映画『宇宙大怪獣ギララ』・松竹GS映画『進め!ジャガーズ 敵前上陸』・ナショナル劇場の『江戸を斬る!』シリーズや東映アニメーションの
魔女っ子路線の一本である『
魔女少女ララベル』も担当されていた。いずみ氏の歴史を知る上でも、貴重なファイルだ。
私個人はカラー版の再放送が印象深かったので、耳に残る印象的な曲が多い。こうした世代にとっては、最高のプレゼントだろう。
最初のロッキーチャック挿入歌の2曲を除けば、すべて昭和49年10月~51年3月までのたった1年半の間に生み出されたもの。「歌のあゆみ1」が彼女の成長過程を耳にできるのに対し、本作品はもはや歌い手としての完成品というしかない。
楽しみ方としては、懐かしさに浸るのも一つだが、何よりこの声の伸びが特筆ものであり驚きそのものである。お奨めは有名曲以外では「戦いははてしなく」「ポッコの空」「サウルスくん」「ちいさな愛の歌」あたり。
今となって思うのは、こんなかわいいかつ歌の上手な若い女性が、ここまでアニメの歌に全力を注いで歌っていた事。ある意味昭和の奇跡ではなかろうか。
全65曲、クオリティの塊。そしてこんないい声の彼女も、ある意味空前絶後の良き時代。
映画
ドラえもんズ第一作はキッドとドラミちゃんの要はラブストーリ?のような展開になりますが、30分の中に内容が凝縮されていて大人から子供まで楽しめる作品です!
それにしても、なぜ
ドラえもんズは消えてしまったのでしょうか?
今の世の中は友情そっちのけで勉強でもスポーツでも数字が全て、周りの人間は蹴落とすべきライバルになってしまいました。友情といえども上面程度のものがほとんどです。
そんな中、個性が各々強くとも固い友情で結ばれた7人には今もいて欲しかったです。
今の幼い子供達には彼等のような心地よい連中が必要だと思います。