この作品で、
鈴木杏という女優を知っただけでも、よかった。
こんなにすごい演技を、この若い女優にされては、ほかの俳優や女優が下手に見えてしまう。
泣く演技の迫力も、ただ見つめるだけの目の表情も、比べられる相手がいなかった。
内容は、そこそこきれいにまとまって楽しめますが、それ以上は突き抜けない。
貧しさを主題にしているようですが、どうも、中途半端なかんじがするのは、どうしてなのか…たぶん、貧しそうに見えないからです。
鈴木杏だけは、ほんとうに貧乏そうに見えて、見ていると無言になってしまうのですが。
率直な意見を言うととてもおもしろかった。私は事前知識0でこの映画をみたので映画序盤では、主演
伊藤英明が表面上は誰からも好印象を受けるような先生を演じながらも実は裏の顔があったという程度の話だと思っていた・・・・
がなんと実はサイコキラー役!
生徒達をなんのためらいもなく殺していきついには生徒全員を撃ち殺していくというとんでもな内容。ただ前半は人間の表裏というものがうまく描かれており、後半は
伊藤英明が生徒を撃ち殺していくというまさに非現実的な世界を楽しめ、今時の映画という感じではあるが私的には良くできているなぁと感じた。
最後に批判的な意見を付け足すとするなら生徒たちが皆あっさり殺され、それぞれのキャラクターを生かしきれてないようなきがすること(無線部の顧問の先生しかり)。また私は原作を見ずに事前知識もなく本作をみたので楽しめたという部分も大きいと思う。
やっぱり映画を見るならなんの情報もいれずに見るのが一番だとあらためて感じた作品です。