![]() 切断 (創元推理文庫) |
最初にのめり込むまでは状態が分かりづらいが、緊張感あふれる文脈に、ぐいぐい引っ張りこまれる感覚が心地よい。トリックは途中で気付いてしまったが、それでも最後まで展開が読めず、とても興奮した。
そして迎えるラスト。これには絶句するしかない。 オススメ。 |
![]() 暗闇のセレナーデ (創元推理文庫) |
あらすじだけ見ると薄っぺらい二時間ドラマの脚本のようである。 しかし、刑事達と女子大生コンビが平行して進める捜査を読むのは実に楽しい。 普通なら主人公である女子大生の引き立て役にすぎない刑事達は実に個性的で、黒川氏の他の作品で主役を務める刑事達に引けをとらない。 そして、氏の専売特許である美術界の内幕である。 およそ芸術家には相応しくない欲にまみれ、情にまみれ。なんのことはない、彼らも普通の人間なのである。 それにしてもあのいかつい黒川さんが女子大生同士のセリフを考えている姿は実に微笑ましい。 |
![]() 二度のお別れ (創元推理文庫) |
軽妙な関西弁で展開される貧乏神シリーズが人気の著者のデビュー作。銀行強盗をした犯人が銀行内で人質をとって逃亡し、人質の家族に身代金を要求するというミステリ。まだ携帯電話がない1980年代に出版されたということもあり、犯人と人質の家族のやり取りは公衆電話と手紙を使っていたのだが、警察に真意を読ませない行動や、身代金の受渡方法などよく考えられていたと思う。ただ、身代金の受渡まではよかったのだが、その後の展開があっさりしていて物足りなかった。 |
『写真家・甲斐扶佐義』part1
人気動画
|
Loading...
|


