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黒い森 (祥伝社文庫)
表紙の表と裏それぞれから別の登場人物の視点で読み進め、結末は真ん中の綴じ込みに収録されているという作りに「面白いなぁ」と興味を引かれて読み始めました。

富士の樹海という恐らく誰もが知っている特異な場所で繰り広げられるサスペンスでした。
装丁とは違ってあまり複雑な内容ではありませんでしたが、それぞれの登場人物(脇役)の日常・人生を描いた描写に、予想外にホロリと泣いてしまったりしました。
不況や格差が叫ばれる昨今で、ある意味あながちフィクションと言い切れないような、何だかとてもリアルな話にも思えました。

読み始めたらジワジワとした感じで先が気になり、一気に読み終えてしまいました。
作りも含めて面白いかと思います。興味がある方にはオススメしたいです。

 

冤罪者 (文春文庫)
折原一作品は初体験。
私は始めて購入する作家の本は最初の数ページを試し読みして、その
文章のリズム感を確認する。小説を読むという行為は私にとって娯楽
だから、ここで違和感を感じる作家の本はレジに持っていかない。
この作品を試し読みした後、すぐレジに向った。

折原一の文章は情景描写・心理描写ともに秀逸で、この作品は三日で
読了した。

冒頭は冤罪を主題にした社会派ミステリとして始まり、ラブロマンス
(古っ!)、サイコパス、ストーカーと一気に展開するプロットに
は引き込まれる。
WEBサイトやMAILの使い方にも重要な意味づけがされていて感嘆した。
特に「なぜ電話でなくMAILなのか?」には正直驚いた。
なるほど、そうだよな~~~~~~

読了後、折原作品をまとめて4冊購入した。
もう試し読みは不要だ。


 

倒錯のロンド (講談社文庫)
叙述トリックは、本来その作品が叙述トリックであると暴露された瞬間にその価値が無くなってしまうものである。
であるからして紹介には細心の注意を払わねばならず、具体的なことを言えずに「これは面白い」「素晴らしい」といった無難な発言に必然的に留めさせられるものである。
例えば○○とか、××とか……このようにタイトルを記述することすら躊躇させられる、それが叙述トリックである。

そんな中、日本にたった一人だけ叙述トリックであるということを憚らずに公言できる作家が居る。
それが折原一。

彼の作品はその多くが叙述トリックであり、叙述トリックであるという事前情報を持っていても更に騙される、そんな名作です。

最近の作品にはあまりにも捻りすぎて訳がわからなくなっているようなものもありますが、本作は見事な叙述トリックを決めておきながら綺麗にまとまっています。
皆も一緒に騙されましょう。

 

【腐向け】シズイザで「飲_み_に_来_な_い_か」(一番だけ)



折原一 動画


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折原一 情報


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