![]() フジテレビ開局50周年記念DVD Yの悲劇 |
この作品は高校生のときにオンエアされて学校でもかなり話題になった。それは原作を読んだ人も読んでない人もその衝撃的な内容をどのように日本的なドラマするのかというところに釘付けになったのは事実だった。
DVDがリリースされて再度観てみると、1回ごとに謎が深まり話に引き込まれる展開は素晴らしいし、エラリー・クイーンの原作を日本的ミステリーに雰囲気を見事に変えた佐藤勝の音楽も最高だった。 難を言えば、後半犯人が原作とは異なり暴走し始めるところが、説明つきにくくなってしまっていてチョッと納得行かないところがあったところか。 原作の探偵ドルリー・レーン役で耳の聞こえない元俳優を石坂浩二が好演。脇を固める夏目雅子も花を添えているだけではなくラストに「夏なのに長袖を着ているのは心が冷たいから」と批判的な発言を石坂に浴びせるところは心に残った(この言葉は初見の時からかなり印象的で覚えていた言葉だ)。 全体的に原作を上手くアレンジし、音楽で日本的な雰囲気を盛り上げたなかなか面白い作品だと思う。最近ではこのようなクラッシックな雰囲気の作品はなかなか観られないので貴重な逸品かもしれない。 DVDとしては画像が当時のTV映像のままなので若干悪い気もするが、それは作品の出来に免じて許してしまいましょう。 |
![]() きりんのなみだ |
CDの帯にこう書かれていた。
この声で誉められたい。この声で叱られたい。 本当にそう思う。 八千草さんは、もう80歳になられるお歳だが、今もなお純情可憐な可愛い女性だ。 映画に出ても、テレビに出ても、やっぱりチャーミングで可愛い方である。 このCDは、その八千草さんの朗読ということで、中味も知らずに即購入した。 内容は、昭和20年代の小学生の詩というか作文だ。 子供たちの作品を八千草さんの優しい声で聞くと、じんわり胸の奥が暖かくなってくる。 唯一残念なのは、音楽のボリュームが少し大きいような気がする。 折角の八千草さんの声が少し聞き取りにくい。 でも、とても良いCDだ。 夜に一人で聞くと、亡き母を思い浮かべ、涙が出てきそうになる。 お薦めの1枚だ。 |
![]() アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~ DVD-BOX |
タッキーが出演していたのでリアルタイムで見ていました。タッキーを含め4人の男性が経営する西洋骨董洋菓子店、実際にあればいってみたいと思いました。ボクシングをあきらめケーキ職人を目指し始めたタッキーが他の3人の男たちとのコメディータッチで描くドラマです。各1話ごとにいろんなキャストが出演してきていろんなことを起こし、展開が読めないおもしろく楽しい作品です。ドラマの中で、見事なケーキがでてきて、ケーキ好きには見ているだけで幸せな気持ちになりました。このドラマが放送していた間は、ケーキ屋さんにいく回数が増えてしまいました(笑)最後は、タッキーが一人前のケーキ職人になって帰ってきたので、「タッキー手作りのケーキが食べたい!」とそんなふうに思えるアットホームなドラマだったのでDVD購入しました。何回見てもあきませんね。タッキーの笑顔はいつ見ても最高です! |
![]() 引き出しの中のラブレター [DVD] |
テーマはとても良かったです。 心にじんわりくる温かさで私自身も「誰かに大切なこと伝え忘れてないかな」と思い出させてくれました。 ただ中島知子の相手は誰?本上まなみの彼かな?と引っ張りすぎな気が…。 あと見終わっても1番謎なのが、中島知子が病院にいるとき「店員さんに場所を聞いて…」と相手の男性は来れたのかということです。 この店員さんは本上まなみのことだと思うんですが、中島知子と本上まなみの関係性は全く描かれてなかったです。 2人は知り合いだったんでしょうか?なぜ本上まなみは中島知子の居場所を知ってたのかが謎です。 またストーリーでは、仲代達矢と八千草薫が夫婦だったんですよね。 八千草さんと中島知子は親子なんですよね。つまり、仲代さんと中島知子は親子?なんでしょうか。 私がよく理解できてないだけかもですが、それなら豊原さんと中島知子は兄弟でしょうか。 もう少し関係性が描かれてたら良かったなと思います。 謎が多いけど、テーマは温かく良かったです! |
![]() ハチ公物語 [DVD] |
日本で知らない人はいない犬。それは忠犬ハチ公!その逸話の全てがここに。愛犬家必見です。秋田で生まれたハチ公はひょんなことから東京は渋谷に住む大学教授に飼われることに… 飼い主の教授にいっぱいの愛情を受けて幸せに教授を渋谷駅へ見送るハチ公の生活… だかその幸せもつかの間に… ラストシーンの温かみのある再会とハチ公の死ヘの描写が逸品な作品です。 |
![]() 蝶々夫人 MADAMA BUTTERFLY - DVD決定盤オペラ名作鑑賞シリーズ 8 (DVD2枚付きケース入り) プッチーニ作曲 |
林版のオペラですが、林康子の歌は声にビブラートが少なく、
オペラ初心者にも聞きやすい声だと思います。 あと当時43歳、容姿的にもお世辞にも15〜18歳の可憐な蝶々さん には見えませんが、それでも、彼女より10歳くらい若い 西洋人ソプラノが演じるよりも、どこか「安心感」があります。 おそらく、日本人がしないような「変な動き」をしないからだと思いますね。 演出も劇団四季創設者の浅利慶太とのことで、違和感が少ないです。 八千草版のオペラ映画。「オペラ映画」というジャンルは初めて観ましたが、 実際にオペラ歌手の吹き替えの歌に合わせ、歌わない役者が口の動きを合わせるので、 八千草の場合もおそらくイタリア語の台詞を喋るつもりでやっていると思われます。 ある意味「一筆書き」のオペラに対し、オペラ映画は色々演出できるので、 同じ歌が入りながら映像の完成度が高いので、お得なジャンルだと思いました。 55年公開とのことで、今から50年以上も前の映像ですが、 ちゃんとカラーになっていて、時々途切れるところもありますが、 全体としては50年以上前のものとは思えない美しい映像です。 当時24歳くらいの八千草薫はもちろん美しく、 原作者や脚本家やプッチーニらが想像した蝶々さんに近いと思いますが、 (これでも役の年齢より上ですが、日本人女性は西洋人からは若く見えるでしょう。) 何より、西洋人の東洋人女性への偏見とも言うべき、 あのキツネみたいに目の釣りあがったメイクがされておらず、 ややたれ目気味な八千草薫の可愛さがそのまま表現されているのがよいです。 宝塚歌劇団他、日本からのスタッフが多かったのもあると思いますが、 イタリア人スタッフにきちんと日本文化への敬意があったからこその結果だと思います。 今後蝶々さんを演出する人も演じる人も、この映画の蝶々さんの メイクや立ち居振る舞いを参考にして欲しいなと思いました。 (実際には全く参考にされていなようですが) |
![]() きのうの神さま |
離島や僻地、狭い集落の身内意識と閉塞感。
そこで、ひっそりと生きる人々。5編の短編に流れるのは、動かし難い現実と 現実に寄り添う者たち、それを受け入れ、揺れを封じ込める主人公の心の在りよう。 ふっと目に映るようにこちらの気持ちに切り込んでくる鮮やかなシーンが、 いくつも、いくつも。 夏祭りの夜店。バスの暗がり。男の口のなかのできもの。 鎖をいっぱいに引っ張って首をのばす犬。磨き上げられた螺旋階段。 看護師に持たせたみやげのジュース。くちゃくちゃになったポチ袋。 ……わたしの脳裏では、そんなものが見てきたようにちらちらしている。 ことばと行為と心の間にある落差がおもしろいし、秀逸だし、 一直線に切り結ばない人間のそこが見事に書かれているのが、いいのだ。 「ノミの愛情」の妻の心情が、スリリングですごく印象的だった。 「満月の代弁者」のサキヨさんのことばが切ないではないか。 「1983年のほたる」は一番好きな話。医療とは関係なく、小学生の女の子が 主人公だが、彼女の目で見た彼女をとりまく世界の昏さにぞくりとさせられた。 ラストで、一瞬のうちに時間がぎゅーんと伸びてこちら側に来るような一文に やられた。 |
![]() 優しい時間 |
解説の山田太一氏によると、八千草さんは全て自分で文章を書くという。 テーマは大好きだという山や動物の事から子供時代や、愛情深かった お母さんの思い出、若き日のマーロン・ブランドとの出会い等、多岐に 渡り、執筆の時期も20代から現代までと幅広いが、どの時期のどの テーマからも、八千草さんの優しく品の良さが窺えて温かい気持ちに なる。そして、その優しさと上品さは八千草さんの強さの上に築かれた |
映画「ガマの油」予告編
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