良質なロマンティック・コメディーの条件は、ストーリー、キャスト、音楽、ムードが洒落ていること。この作品は、まさにその全てをクリアしていると言えます。単なるドタバタ劇になりがちな話を、実にうまく上品に、かつコメディーセンス抜群に描いています。ジュリア・ロバーツはじめ、登場する出演者もみな魅力的。とくに
キャメロン・ディアスは、まだデビューしたての初々しい感じで、好感度大。見終わった後、不思議と幸せな気持ちにしてくれる、そんな作品です。
映画で印象的に使われている楽曲のサウンドトラックです。
映画自体ではインストゥルメンタルもありますが、収録されているのはボーカルサウンドです。
コミカルなオープニング「ウィッシン・アンド・ホーピン」、
食堂で賑やかに歌われる、キャスト版「小さな願い」、
なんともいえない「アイ・ジャスト・ドント・ノウ・ホワット・トゥ・ドゥ・ウィズ・マイセルフ」
(ちゃんと上手な曲です)
エンディングに流れるダイアナ・キング版「小さな願い」と「アイル・ビー・オーケイ」、
甘辛のバランスがよく、一枚通して聴いて満足できるアルバムです。
日本語版解説も充実していて、
バカラック自体や他のアーティストについても勉強になりました。
映画を見て、みんなで合唱してるシーンに感動して買ってしまいました。ということで13曲の中でも「I SAY A LITTLE PAPER」が一番のお気に入りなのですが、やっぱりキャスト達が歌っている方が好きですね。さびの部分などでは思わずリズムを取ってしまい、聴いているだけで幸せな気分になれると思うので是非聴いて欲しいです。
この映画が公開された当時、確か「ジュリア・ロバーツ完全復活!」なんていわれてたはず。ジュリア・ロバーツ以外、ジュリアンはいないな!って思いました。映画の中で流れる音楽もセンスがよくって、食堂でみんなで大合唱のシーンはすっごく大好き!脇で支える、ゲイのジョージも最高!いまでも、私の中のラブコメナンバー1です。ジュリアンは、マイケルをずっと愛してて、でもプライドのせいで、なかなか言い出せず、やっという気になったのは、結婚式の日。そんなジュリアンを見てて、途中何度か泣けてしまいました。そして、ラストも、かっこいい大人の女を見せてくれて、「私もあぁなりたい!」と、また泣けたのでした。