私は笠森お仙のファンです。そういう人はほかにもいると思います。
お仙さんがただの町娘でなく、
探偵だったらどうだろう。面白いのではないだろうかという人に最適です。
別の本では、お仙さんを悪く言うファンとしては認められない本もありますが、この本はそういうことはありません。
お仙さんは身も心も美しく、いやな(いやらしい)目に会うこともありません。
5つ星でなく4つ星の理由は、このシリーズ4作目なのですが、お仙さんが一番弱い、男性の手助けを必要としているところです。
どうせなら、安心できるほど強く描いてほしかった。まあ、私は推理物、
探偵もののファンでないので、そんなこと言うのかもしれません。
また、他の推理物もそうであるのですが、登場人物が多くて、メモなしでは、読み進みにくい点があります。通勤電車で軽く読むのには勧められません(私が馬鹿なので、記憶力の良い人は大丈夫?)。