前作とはがらりと趣が変わって、とても重厚な歴史もの。
大国に囲まれた島国クーヘン王国の閉塞・停滞した現状を打破するため革命を起こしたルーイ、力による革命に反対するオルフェ。
この二人の対立を軸に、それぞれを支えるシュトラール候補生たち、大国(大人たち)の思惑…が絡み合い主人公は大きな歴史の流れに巻き込まれます。
どちらにつくか選びながらゲームが進みますが、それぞれの正義・誇り、無力感…等切ないお話です。戦時下なので甘いムードは控えめかもしれません。
架空の話ですが近現代を題材に扱っているので、「遥か」より生々しい(現実的な)感じです。
主人公は、かわいらしい外見、上品な言葉遣いながらかなりの男前発言で好感が持てます。(某
ロシア戦争文学のヒロインのような)
欲を言えば、もう少し主人公の行動がストーリーに影響してほしかったかな。
とはいえ、シュトラール候補生がそれぞれの信念で動乱の時代を生きていく、それを陰ながら支え導くという感じが良かったです。
選択肢によって,非常に多くのシーンやセリフが現れるゲームの攻略本です。各キャラクターの攻略条件をはじめ,すべての選択肢による各キャラクターの評価ポイントの上下ポイント値,特定のイベントを出現させるための条件やモデルルートも載っています。攻略に苦労している方にはもちろん,一度クリアできた方も,この本を読むと新たなシーンなどが発見できるかと思います。