設定集に欠かせない全アルバム、キャラ解説等はしっかり押さえられていたと思います。
革命軍側の人物が特に好きなので、特に良いと思ったのが↓

１，描き下ろしイベントイラスト(ナオジ、ルーイ、ヴォルフラム)計３枚
２，声優インタビュー(新キャラ３名は各１Ｐ、シュトラールは２名で１Ｐ)
３，キャラデザ・夢路さんのインタビュー
４，ナオジ＆ルーイの小話(２Ｐ)

特に４は新キャラ３人の誕生話など興味深く、一読の価値ありです☆
インタビュー内のイラストもゲームとは雰囲気は異なりますが、
とても美しくヴォルフラム、キリル、ジークリードが好きな方にはオススメです。

ただ一点、３Ｐ分に渡り細かに記載されたメカ・ウェポンコレクション。
設定に拘りがあるのは理解できますし、マイネ２とは切り離せない物だとは思いますが、
女性向けにそこまでの説明の必要は…?と思えてなりません。
その分もっとページを活用して頂きたかったので★１つ分マイナスしました。
保存版として、ファンなら手元にあって損はないかと思います♪

どの写真もきれいで、隼士くんの持ってる柔らかい感じが出ています。
笑顔の隼士くんがすごくかわいくて、見ながら気がつくとこちらまで笑顔になってます。
何度も見たくなる写真集で気に入ってます。

作品に関しては、日本で20世紀に作成されたドラマの最高峰に位置する作品だと思っています。
しかし、国内だけでなく世界的にも高い評価を受けている作品だけにDVDに関して不満が目立ちます。

まず、「中国語＆英語字幕」が収録されていない点。
当作品には中国語の会話の場面に日本語字幕が付くのですが、そのON・OFFの切り替えも出来ません。
各話にはチャプターも無く、見たい場面をすぐに見ることも出来ません。
「悪い意味」で作品をそのまま収録しただけのDVDです。
この作品に影響を受けて中国語の学習を志す方も多いかと思いますが、残念ながら学習に効果的に利用することの出来る構成とは思えません。

次に、「次回予告」が本編終了後にそのまま収録されている点。
結末を知らない方が作品を順に追っていく際に邪魔なだけです。
予告は「特典映像」として収録すべきでした。

次に、DVDパッケージ裏に書いてある「あらすじ」の内容。
主観ですが、「あらすじ」の域を超えた「ネタ晴らし」とも言える酷いものです。
視聴第一回目の方は絶対に読んではいけません。

最後に、第一巻に収録されている「特典映像（インタビュー）」。
このインタビューでは結末のシーンが語られており、第一巻に収録した意義が全く分かりません。
結末を知らないまま、うっかりご覧になった方の心情は計り知れません。

この価格設定でしたら、「山崎豊子先生、脚本家の岡崎栄先生、音楽の渡辺俊幸さん、その他中国人出演者の独占インタビュー」や、「撮影現場のシーン」などが収録されていても良いのではないでしょうか？
「大地の子」を後世まで伝えようとする意思と熱意の結果、発売されたDVD全集がこれでは・・・。
これからもNHKから発売されるDVDに期待を込めて、あえて苦言を呈させていただきました。

〆に一言「それでも買おう！これを見ずして何を見る？！」