玉川大学文学部外国語学科卒業の経歴からかポールマッカートニーが好きだからか非常に
英語が上手いです。ドラマで見ている藤田さんとは想像がつかないくらいです。そのギャップを楽しんでしんみりと聴いてみるのもいいのでは。
でも世界進出を狙っているわけでもないのに
英語で歌を歌う必要があるのでしょうか。
「前々からとても欲しかったアルバムが手に入りました。うれしい!」
歌っているのは藤田朋子です。はい「渡る世間・・・」のあの人です。
全編
英語バージョン。歌は特別うまくもないけど、聞けない事はないです。中の上。
それなのに、なぜそんなに欲しかったのか?
このアルバムのプロデューサー、コンポーザーが横倉裕(YOKOKURA YUTAKA)だからです。
1970年代、幻のポップグループ「NOVO」の中核だった彼は、単身渡米、セルジオ・メンデスの弟子に。
ALFAレーベルからリリースした「Love Light」を聞いたときには全身に鳥肌が立って、ダウンパーカー着込んで床に伏しました。
彼の曲はGRP(デイブ・グルーシンとラリー・ローゼンのレーベル)で何曲か聞くことが出来ますし、どれもすばらしいのですが、いかんせん、ファンにとっては絶対数が少なすぎる。
このアルバム「THE WOMAN IN ME」は、シーウィンドウのポーリン・
ウィルソンの数枚のアルバムと共に、横倉裕の楽曲が聴ける数少ないチャンスの一つです。
それだけで十分です。