映画をしのぶ、というよりは、内容は本当に脚本だけに近い。(一部未公開写真もあるけれど)実際に使われた脚本とどのへんが違うのか比べる、とか、結構コアな楽しみ方をしたい人向けかも。かなりかさばる本なのだけれど、写真満載というほどの満足感はなかった。
ストーリーを詳しく文字で堪能したい人にはノベライズ(ピーター・ルランギス著、徳間文庫)がお勧め。
ティム・バートンと
ジョニー・デップが組むと
はずれが無いですね!!
思わず声を上げたくなるシーンはたくさんあるのに、
どこかファンタジックでユーモアもある。
ティム・バートンにしか作り出せない世界だと思います。
そして
ジョニー・デップの神経質で臆病なイガボット。
またもや違う顔を見せ付けてくれたという感じ!
クリスティーナ・リッチもかわいいし、
ミランダ・リチャードソンはさすがの演技力です。
ホラー嫌いの人も楽しめるし、
ホラー好きのひとはブラック・ファンタジーとして楽しめると思います!!
映画作品がこんなに良かったんだからサントラも買わねばなるまいてーっとさっさと購入しました。バートン監督とは仲良しこよし?のダニー・エルフマンがプロヂュースです。(「バットマン」「シザーハンズ」など)
これは本当に素晴らしい出来です。劇中ですが、映画を観てなくたって面白いでしょう、逆に映画を観たくなるかもしれません。
オーケストラ+亡霊の大コーラス風です。くもり空の晴れ間に射す光のようなソプラノの美声とハープ、大聖堂のパイプオルガンのような音も入っていてうっとり。 ホラー映画の音楽といっても恐い気持ち悪いというのではなくファンタスティツクなし上がり、でも曲が終わるまで振り向かないように、首無し騎士が立ってるかもしれないから。
これはいわゆるホラー映画だという先入観を持って観てはいけません。ホラーテイストのブラックコメディと思って観ると非常に楽しめます。オープニングから、もう『ナイトメア・・・』のハロウィーンタウンの実写版といった雰囲気。とにかく全編ティム・バートンの世界です。クライマックスの首切り騎士との対決は、ほとんどターミネーター(1だよ)状態で怖いというより笑えます。切れ者なんだか、ただ生真面目なだけの刑事なんだかよく分からない
ジョニー・デップもはまっていて、妖しげなクリスティーナ・リッチとのコンビもGood。ティム・バートンの実写映画としては、一・二を争う秀作です。