25年前の作品「拳児」から藤原先生の絵のファンです。
今回の作品も絵が魅力的ではあります。
だが読んでみるとどうもおかしい。
首相夫人のキャラクターが「拳児」の主人公・剛拳児(男)に似すぎているのだ。
そのせいでヒロインが女性に見えない。
「拳児」の晶ちゃんや由美さんの
タッチで描いてくれればよかったのに。。。。
田中真紀子、小沢一郎や猪瀬知事のそっくりさんが出てきますが、実在のキャラとかけ離れているので違和感でちょっとのれません。
都知事が首相夫人を「おまえ」呼ばわりするなんて、そりゃないでしょ。
持ち上がる問題がせせこましく、出てくる政治家に小物な言動が多く、話にスケール感がまったくないので政治家の妻という設定がほとんど生かされていないようか感じがします。
もうちょっと話に緊張感があってもいいのでは。