最近は真夜中過ぎでも各放送局が毎日のように深夜アニメを放映するようになって久しくなった。しかし、大半がいわゆる男性青年層向けのギャル系アニメ或いは、エバ系のロボットアニメが大半を占めている。その中で本アニメはかなり異色の光を放っていた。テーマは日常を扱ったものがメインだが結構シリアスな題材が多い。しかし、全て1話完結のオムニバス形式なのでどの回からでもすんなり入り込める。
最初見たきっかけは、他でもないチャンネルをガチャガチャ変えているときだ、失礼ながらテレ東はチャンネル変えの時でも殆ど変えない。しかし、ひょんな事から深夜にたまたまテレ東に変えて、この番組が飛びこんできた。深夜という落ち着いた時間帯もさる事ながら、上記のような偏った深夜アニメの中で一際シリアス
タッチで描かれていたこのアニメに見入ってしまったのだ。
まだ番組紹介のテロップを見て驚いた。声優が凄い。竹之内、反町、唐沢、財前。。。テレ東にまずゴールデンでさえ出演しない役者が堂々と深夜アニメで声優をしているのだ。もしかしたら彼らはこの原作を知っていて賛同したのかもしれない。と、思うのは私の思い違いだろうか?
しかし、芸能人にも「
人間交差点」フリークがいるのでは?と思うくらいの素晴らしい内容なのだ。ありふれた日常を扱っているかと思えば深刻な場面を描写する話もある。それらひっくるめてヒューマンドラマ
人間交差点なのだ。
私は、触発されてこれから原作漫画も読もうと企てている。
アニメだから、深夜放映だから、テレビ東京だからと侮るなかれ。考えさせる名アニメ「
人間交差点」。ある意味ガンダム、北斗の拳クラスだ。
矢島正雄作、弘兼憲史画の傑作集「
人間交差点」1巻を読了。高校生のときに出会って、見つけるとつい手にとってしまう作品集。そこに描かれている世界は日本に生きている人なら誰しも持ち合わせている心情である。そこに直接響く作品達なのである。文学の世界でいうと、藤沢周平や山本周五郎の世界観なのである。全てが人間肯定なのである。
この機会にそろえてみようと思った。
矢島正雄作、弘兼憲史画の傑作集「
人間交差点」1巻を読了。高校生のときに出会って、見つけるとつい手にとってしまう作品集。そこに描かれている世界は日本に生きている人なら誰しも持ち合わせている心情である。そこに直接響く作品達なのである。文学の世界でいうと、藤沢周平や山本周五郎の世界観なのである。全てが人間肯定なのである。
この機会にそろえてみようと思った。