待ちくたびれました。一ヶ月ぶりのスケッチブックです。 どうやら第四話の評価が高い様ですね。確かに美しい自然を見事に表現していました。そこがこのアニメが「癒し」と言われる所以だったんですね。夏祭りの田園風景や写生会の山や森等は確かに都会の人にとっては懐かしの心安らぐ風景として映った事でしょう。 しかし舞台となっている
九州の片田舎は今も現役であんな感じです。スケッチブックの凄い所はそれを完璧に再現している所です。本当にうちの近所(つまり
九州の田舎の自然)を見ている様でした。 今回は春日野先生の出番が多かったので個人的には満足です。原作の雰囲気もちゃんと出ていて、ビミョーなギャグ満載(?)です。 2ndシーズンでは(言い続けますよ私は)小箱とたんのもうひとつの側面「私は野球部マネージャー」の様なドタバタギャグに近づけて、
美術部と野球部の交流なんかを描いて欲しいですね。未読の方はこちらも是非。 DVD購入を迷ってレビューをご覧の方、最近流行りの癒し系ですが、絵柄は最近流行りの萌え系ではありません。すっきり見やすいあさりよしとお系です。30代のお友達にも安心してオススメ出来るアニメですよ。
「スケッチブック」は、4コマを基本(たまに8コマもある)としたマンガでして、月刊コミックブレイド創刊からずーっと連載している、ということで10年も連載している作品です。途中で、アニメ化もされている作品なんですが、変わらず日常をコミカルに描いているのは、全然変わらずに続いています。
よくまあこれだけ学園やうちに帰っての日常などなどで、「ほー」とか「クスリ」とかするネタが続くなぁ…と思うくらい、同じトーンなのにしっかりそれぞれの話は違っている。それで、つい引き込まれてしまう自分に、驚いたりしていたりします。
実は、この作品がアニメ化されたときに出たサントラが、これまたまったりとしたこの作品の世界観に合っていて…それをあらためて聴きながら、ようやく出た9巻を読み、楽しんでいたりします。
あ、4コママンガの他にもコミックスオリジナルのショートコミックも収載されていますが、これもすんなりと楽しめると思います。
第9話「ナニかの為に」は期末試験前の勉強モード。試験対策を先輩に聞いて回る空君たちの話。
ここでの見所はやはり、スケブのムツゴロウさん(?)栗原先輩の言葉ですね。
空君がフイに投げかけた「なぜ勉強するのか」という質問に、栗原先輩らしい、
そして夢のある話しが返ってきます。ボクは実は栗原先輩ファンなので、この回は感激でした。
第10話「出会いの先」では、自分を偽ることに限界を感じた先生をよそに、校舎裏山で写生会です。
いつもの裏山も、よく目を凝らせば秋の気配。
空君がはじめて見た虫の名前を当ててしまったシーンは笑い。
なにげに栗原&空コンビがこの作品の空気を作っているようです。
初回から登場の写真少女みなもちゃんも
美術部に現れて、はじめてのアートです。
その間、空君はデジカメを借りて秋の激写を撮りに外へ。
いつもスケッチのチャンスを逃す空君には風景を切り取れるデジカメはなかなかおもしろいけど、
やっぱりまったりと絵を書く時間が好きなんだと再認識させたようです。
ラストは最終回にもつながる記念撮影。そこでもとっさに秋の激写をモノにするみなもちゃんは
カメラマンとしてなかなかのセンスかも。
特典のピクチャードラマでは、旅館の就寝前に恋バナを咲かせようと奮闘する麻生さん。
このピクチャードラマも通してみるとけっこうハマリます。