ご存知2003年クリスマスに公開され大ヒットしたイギリス映画"Love Actually"のサントラ。ちょっとした複数のラブ・ストーリーの寄せ集めでしたが、それが最終的にまとまっていく様子は素晴らしかったし、最初と最後に同じ光景を持ってきながら初めと全然違う深いメッセージを伝えるのも、上手いと思いました。
それはともかく、この映画を成功させた要因の一つはなんと言っても音楽のよさでしょう。60年代にライバルとして互いに音楽の質を高めあったビートルズとビーチ・ボーイズの曲が映画の初めのあたりと最後にあるのはただの偶然でしょうか?ビートルズのカヴァーでいいと思うことって滅多に無いんですが、この「愛こそは全て」カヴァーは秀逸だったと思います。この一曲が聴きたくて購入しましたが、残念ながら、サントラ収録のものは映画の中で使われたものとかなり違うヴァージョンでした。
さらに残念な事に、本盤には老いぼれロック・シンガーのビリー・マックが歌うクリスマス・ソング「クリスマス・イズ・オール・アラウンド」が入っていない!なんで映画の中で最も重要な位置を占めたあの曲を外すんでしょうか?理解不能です。
本盤は14曲、日本盤は「クリスマス・イズ・オール・アラウンド」を含めて計20曲。多少高くなるにしても、当然日本盤をオススメします。
映画は観てないが、比較的好きな俳優が何人か出ているのでなんとなく
気になり、本を購入。
キャラクター数がすごい。でも、はじめに映画ありきで、俳優の顔などと
あわせながら把握していくと、意外に話についていけた。
皆どこかで知り合いのこのキャラクターたちが、英国のクリスマスで、
失恋、死別、片思い、結婚、不倫などさまざまな愛の物語を繰り広げ
る。
ハリウッドものより比較的現実的なのが魅力。
映画の写真も巻頭についている。