主に建築物撮影やスティルライフ(ブツ撮り)等の商用写真に使われるレンズです。構図をバッチリ決めて撮影する用途ゆえ三脚使用が前提で、手持ちではティルト・シフトの活用は困難だと思います。「分かっている人向け」なためか、マニュアルにも具体的な活用方法は記載されていません。
オートフォーカス機能は無い…というか合焦点(面)は撮影者が自分で決めるべきレンズです。またティルト・シフトを利用している時はAEもアテにならず、露出もマニュアル操作が必要です。
レンズを上下左右にずらす(シフト)事により、カメラ正面の本来撮れる範囲より上下左右を撮影できるため、
・見上げたり見下ろすと遠近感で先細りになってしまう被写体を、カメラは傾けずにレンズをシフトさせて真っ直ぐに撮影できる
・鏡や金属など、本来なら撮影者が映り込んでしまう被写体を撮影する際に、映り込まない位置から撮影できる
また、レンズを傾ける(ティルト)事によりピントが合う面を傾ける事ができるため、「斜めの面にピントを合わせたい」場合に有効で、
・商品写真や一面の花畑など、単に絞り込んだだけでは被写界深度が足りない場合でも、ティルトする事により広範囲にピントを合わせられる
・面に対して逆にティルトする事により、単に絞りを開いただけでは得られない大きなボケを作り出せる(いわゆるミニチュア風写真も)
…といった用途に利用します。
左手でティルト・シフトの微調整をしつつ右手でロックが掛けられるため操作性は良好(もちろん三脚使用)で、ピントリングも程良い重さがあり、ライブビュー可能な近年のデジカメであればティルト時の精密なピントチェックも容易です。
TS-E17mm F4Lと違って保護フィルターとフードが付けられるのも取り扱い易さに繋がっています。
欲を言えば、シフト撮影した写真を繋いで大きな画像を得たい時にはレンズ側に三脚座が欲しい(レンズを固定してカメラ本体をシフトしたい)ですが、レンズ側でカメラを保持してシフトつまみを回すのはシフト機構の負担が大きそうです。
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鉄道に詳しくないんですが、このティルトシフトレンズというもののお陰で独特のミニチュア感で撮影できるようです。
ですが、東京に疎い自分としてはもっとリ
アリティ溢れる鉄道風景動画が見たかったのですが、このミニチュア感のせいで逆に非現実的な面ばっかり目立ってしまって逆にイマイチという感じになってしまいました。
あと、予想なんですが、いわゆる鉄ヲタな人たちって画質に拘りそうなんですが、ティルトシフトレンズの魅力は置いといて、DVD画質で満足なんだろうか?といった感想を持ちました。
TS-E24mmとは異なり大変シャープです。
物撮りでもTS-E90mm同様使いやすいですし
絞り込んでもシャープさは損なわれ難く
使いやすいレズです。
スナップで使用してもアオリを使用した面白い
効果が得られます。
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特殊撮影により本物の鉄道がミニチュアのように…という言葉に惹かれて見てみました。
軽快なテクノに乗せて映像が展開され、本当のミニチュアから本物を特殊撮影したものに自然に切り替わったりして、最初はおおっと思うのですが、長時間見るものではないかな、というのが正直な感想です。
特に、ミラー効果で左右を反転させたり画面がくるくる回ったりチカチカ点滅したりというのは、長時間じっと見ていると目が回りそうです。
テレビ番組のEDで好評だったらしいですが、EDの間くらいならいいけれど、これが30分も続くとちょっと…。
昔ポケモンの番組を見た人が目がチカチカしすぎて何人も倒れたってことがありましたけど、あれと同じくらい、そういうものに敏感な人には絶対見せない方がいいと思います。
じーっと見ないで、環境ビデオ的に垂れ流しにしておいて、というのがいいのでしょうね。
正直私には少し合いませんでした。
調べてみたところ、このシリーズのDVDは3本あって、普通に風景をミニチュア風に見せて垂れ流すだけのものもあるようです。
そっちなら合いそうなので、今度はそっちを見てみたいと思います。
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特殊なティルトレンズを使って電車、SLなどの走る様子を撮影したものです。コマ落ちをうまく使って、見ている人が模型の世界に居るような感じを上手に出しています。彩度の極めて高い画像で、ちょっと疲れます。珍しい風景も入っていているのですが、癒しなどを期待して購入すると、間違ったということに成るのではないかと思います。