相変わらずの、深刻な状況でもニヘラーっとした雰囲気漂う川原作品です。
4話あるうち最初の3話は、クスリ笑いぐらいでしたが、
タイトルの「コメットさんにも華がある」には、
大いに笑わせてもらいました。くだらなくて(褒めてます)。
いつものを期待している人は、読んで損はないでしょう。
寡作な川原さんの作品を待ち望むファンにとって渇きを癒やす恵みの雨でしょうか。「知っている作品ばかり」と思いつつ、予約注文してしまい、案の定と思いながら1本目『美貌の果実』のココカシコにニマニマしてしまい、そしてそして「―そして子供にはわかったのだ」で既に大泣き…つまりは、ファンなのです。「紹介してくれた友人に感謝」という”ようこ様”の読者コメント、私の場合、それは何年も前に別れた男だったということが問題でしょうか。「白泉社さんズルイっ!」と思いながら、12月発売の「ワタシの2」も予約してしまうでしょう…誰がきっかけだったにせよ…つまりは、ファンなのです。