消防を扱った珍しいゲームです。
操作性は戦争シュミレーションのような操作ですが初心者でも楽しめるようゲームの難易度が順に上がっていくのでクリアできないと言うストレスを感じさせないです。
また初級・中級・上級と選択があり1ミッションごとに変更できるのでクリアできなくても難易度を下げたりまた上げたりという事も可能です。
上級は炎の回り方が早く予想が付かないのでクリアできた時の達成感は最高です。
またゲーム中は使う機会もしばしある近距離での視点もリ
アリティーがあり見とれてしまいます。
ただ炎を消すだけでなく被害者の救助や建物の焼失を防ぐなど幾つものイベントが発生するのもマンネリ化を避けるので飽きないですね。
さらに迂闊にドアを開けようものならフラッシュバックやバックドラフトで焼死するなど忠実に再現しています。
また火災にも通常・電気・有毒などがありそれにあった対応が必要です。
クリア時の評価は救助者や消防士が死亡したりすれば非常に低くなりシビアです。(現実重視なので当たり前ですが)
これだけ読むと非常に難しそうですが上記の通り順番に難易度があがるので気軽にトライできます。
自分も苦手ですがコツをつかんで全てのミッションで金メダルを獲得できました。
よくテレビでやっている「日本警察24時」とか消防士のドキュメント番組が好きな人ならこのゲームはやって損はないです。火災の拡大とかバックドラフトとか火災の恐ろしさも体験できる作品ですね。
ただ、コンピュータの思考がおバカさんです^^;
火の中を突撃してまで救出をさせる指示コマンドがあるのですが、それを指示しなくても勝手に火の中に突っ込んでいきますし、一歩下がって消火すれば火に包まれることなく安全に消火作業ができるのに炎の中で消火作業をしたり、指示した火を消したらまだ周りに残っている火を消したらいのに全然関係ない場所まで移動してるし、目的の場所までの移動指示を出してもとんでもないルートで向かおうとするし、(例えば火の種類に適応していない消化剤で一生懸命消して進もうと無茶をする)そんな感じでちょと目を離すととんでもない行動をしています。一番ショックだったのは燃えさかる炎の中に突撃してその中でクルクル回って焼け死んだ消防士も^^; こんなやんちゃな消防士は初めてです。
ゲームの難易度は高めですね。初めての人はもう一つの作品「ファイアーデパートメント2」からプレイしたほうが良いです。どちらの作品もコンピュータのおバカさを除いたら変わりないので。
実際の火災現場をリアルに再現し、火災に伴って刻々と現場の状況が変わるあたりは、消防団員から見てもゲームの域を超えている。消防車両のユニットも、本物をうまく再現。シナリオ展開は、アメリカ映画的で迫力あるが、日本バージョンのユニットとシナリオが追加されることを期待せずにいられなくなる。