83年の邦題「恋のスクランブル」です。童貞高校生の初体験の相手は親友のしかもルームメイトの母親だった・・・。なんて話を聞くと、他愛無い学園コメディを想像して、実際にそうなのですが、なかなか面白いです。主役3人が役にぴったりとはまっていて、もっとシリアスな展開にして描いても深みのある人間ドラマになったのではと思わせます。(友情ものとして軽くまとめられていて、これはこれでいい)童貞君アンドリュー・マッカーシー、悪友ロブ・ロウが好演です。ジャクリーン・ビセットは、後半の扱いなど物足りないのですが相変わらず美しい。軽い役ながらも悩みも持った恋する大人の女性をうまく演じています。息子の親友とは知らずに付き合ったマッカーシーを見る彼女の視線のやさしさは芝居とは思えなくジーンときます。他にクリフ・ロバートソンが共演。バージニア・マドセンはオッパイぽろりシーンのために出演?子供らしい顔付きのJ・キューザックが可愛い。 このビデオ、画質はあまり良くありません。まあこの値段だったら許せるか・・・。
ジョン・キューザックのデビュー作。クラス委員ロスコ-役で出ています。当時人気だったロブ・ロウ、本作がデビュー作となったアンドリュー・マッカーシーのWキャストです。後者マッカーシーの演技が光りますが、中堅俳優どまりになったのが悔やまれます。ロブ・ロウも問題を起こしてTV俳優に成り下がってしまいました。作品自体はテンポ良くすすみ、飽きさせないつくりとなっています。
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