良かったですし よく出来た作りだと思います。
戦争シーンが多いので どうしても他と比較されたりしていますが
ドキュメンタリーでもないし フィクション映画=娯楽として考えれば
大変良い映画だと思います。
リ
アリティーの追求なんてキリがないですからね。
それでも 目を覆いたくなる程 迫力十分でしたし
そういう要素も含めつつ メインとなる兄弟愛のテーマには
素直に感動して泣けましたし 高校生の娘も泣いていました。
ただ 手カメラの多用もあって 多少目が疲れる気がしましたが
批判するほどではありませんので その辺を考えて星4つとしました。
戦争がもたらす悲劇。人間は学習能力があるはずなのに・・・
この現実が 本当に映画だけの世界の話になって欲しいです。
俺は兄弟がいるし、長男だからどうしても
チャン・ドンゴンの役の視点からこの映画を見てしまう。他のレビューの中で、北に寝返ってしまうところとか不自然だったという意見が見られるが、俺が同じことをされてもそうしたいと思うだろう。ただ、実際北に寝返ることが出来たものなのかは?が付きまとうけど。あと、兄が弟の除隊のために出世しようと頑張っていくうちに、鬼となり狂っていくのも俺は自然だと思う。そりゃ映画だからちょっと大げさかもしれんが。戦争って人間が「人」のままじゃ出来ないと思う。「鬼」になってしまうから平気で人を殺せるわけで。
これは朝鮮戦争の事実だけを忠実に描写した史実モノではなく、
タイトル通りあくまで兄弟愛を中心に描いた作品です。別にもっと現実味のあるストーリーにしようとお思えば監督や脚本家だっていくらでも出来たはず。でも、それはこの映画のメインテーマではない。
見ながら、「これはありえんやろう」とかどこか冷めた目で見てしまう人にはオススメできませんね。
俺はいくつかのシーンで泣きそうになった。特にラストの方は泣いた。映画で初めて泣いた。
それにしてもウォンビンと
チャン・ドンゴンはこれ以上ないコンビだったと思う。弟役をやらせたらウォンビンの右に出るものはいない!!しかし、
チャン・ドンゴンの演技はそれ以上に凄い。うーんかっこい役者だ!!