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 生きる事ってそんなドラマティックじゃなくてたとえば現実の世の中
 こっそり浮気しても、事故で彼女が死んでも
 それほどドラマティクな展開にはならないだろう。
 
 そういった意味で
 妙に現実味のある作品。
 
 明日からは肩の力を抜いて生きられそうだ。
 
 
   
 『Jr』での一文から。「君の世界は正常に機能しているか?」
 機能しているんでしょうか?それは僕にはわかりません。少なくともソカベ君は機能しているでしょう。なぜか小学校に通うことになった子持ちのソカベが、いじめ、歯の矯正、放課後の野球、さびしい女教師・・・そんな世界から逃げ出すためのサウンドトラック。マンガなのにサウンドトラック。
 
 
   
 書店で目についた一冊。原作者の作品が好きで、とくに「ぼくは落ち着きがない」のファンである身としては、どのように漫画化されているのか、期待半分、不安半分といったところでした
 結果として読んで良かったです。帯文にもありましたが漫画化や映画化には作品への「愛」が必要なのでしょう
 みなさん作品をなぞるだけでなく、とても個性がありました(個人的には「十時間」が好きです)
 
 長嶋さんによる「原作紹介」もエッセイを読むようで良かったです
 他の好きな作家の方も同様の企画があるといいと思いました
 
 
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