これは、これで面白いです。日本的な陰湿なホラーではありません。ネタバレになるとつまらないので細かくは説明しませんが、
幽霊屋敷とおぼしき家にお祓いにいったタレント3名と霊媒師が
返り討ちにあってしまいます。ここまではどこでもあるモキュメントホラーです。この状況を打破するべく登場するのがNEOです。なんか救世主のマトリックスのNEOみたいでしょう?彼の出現からテンポ良くモキュメンタリーではないホラーと変化します。面白いですよ。こういうのはホラーの新しい形になるのでしょうか?ホラー歴40年の変なおじさんの私ですが、結構楽しみました。
『桜、みんなで食べた』の選抜メンバーであるちよりがAKBへ移籍してしまうので購入しました。というのもありますが、『君のことが好きやけん』がアタマから離れずにずっと聞きたいので買いました。
「幸福のパラドックス」というものがある。「所得が増えても、幸福度はそれほど変化しない」という現象である。実際、日本は経済大国であるにも関らず、世界価値観
調査2000によれば、日本の幸福度は77か国中の26位であり、その他の国際比較でも日本の幸福度はかなり低い。なぜこのような現象が起こるのであろうか?
本書は、日本独自のデータ(
大阪大学COEアンケート
調査)を中心に、幸福度を科学的に分析している。上記の「幸福のパラドックス」の究明のほか、性別、年齢、学歴、職業、所得・資産、宗教の有無などと幸福度との関係が分析されている。なるほどと思える結果が多いが、それが科学的に裏付けされたことに意義がある。
本書の結論としては、経済学者の分析らしく、物質的な豊かさの追求に意味がなくなることはない、としている。本書のような分析を用いて、人々の幸福度が増すよう、福祉などの厚生政策が総合的にデザインされる時代が来て欲しいものである。