実は、この小川隆夫さんのシリーズ、3冊あるうち、最後にでた3冊目の「コッソリ愛する・・・」の、一番隠れ名盤編から順に、2冊目「珠玉の・・・」、そして、本作「不朽の・・・」と、遡って手に入れてしまった。しかし、やはり、3冊目が、「こんな作品があったのか!」と目からウロコ作が多いのに対して、最初の本作が一番有名度が高い作品で、なるほど、ミュージシャン仲間うちでは、こんな風に皆思うのか、聴いているのかって、ふんふんと頷いて読みふけってしまう。面白いのは、大体の傾向として、ドラマー、ギタリスト、ベーシストは許容範囲が広くて、前衛的なタイプや古典的演奏で、違うタイプのミュージシャン同士でも、ほとんどけなしていない。どうも、人間性が良いというより、楽器としてのスタイルで、ジャズにおけるリズムの根っこ、縁の下の力持ち的役割で、さらに音楽性が変わっても、転用して参考になるテクニックが多いから、違うスタイルの人でも興味深く聴いているような。例えば、僕はアマチュアでジャズドラムを叩くけど、フリージャズのようなドラミングでも、基本的な根っこは、トラディショナルなルーディメンツをしっかりやらないといけない。だから、あまりジャンルや音楽性に対する好悪感はない。だが、全体的に、ホーン勢は、メロディを担うからか、音楽性、スタイル、音色、テクニック、ルーツなどで、かなり自分の好みが激しい。ウィントン・マルサリスに対するベテランミュージシャンの辛口評価(特にマイルス)など、厳しいねえ。アート・ブレイキーなんか寛容なのに。ピアノは、その中間かな?人によって保守的、先進的はあるが。
しかし、いつも感心するのは小川隆夫さんの、ジャズの守備範囲の広さ。たいがいの大御所評論家が、40〜60年代ジャズばかり誉めているのに、古典的なジャズ・ヴォーカル、ビッグバンドジャズや、エレクトリックジャズ、フュージョン、ジャズロック、果ては21世紀のノラ・ジョーンズまで、偏見なく好きなものだと感心する。
「いち評論家の好み」だけで語る、普通のジャズ評論、解説本は、その人と感性が合わなければ、全く参考にならないが、あるお題のアルバムとミュージシャンについて、他のミュージシャン(場合によっては本人)が、感想を語る。好悪両方を率直に。というのは、本当に面白い。一番参考になる。
実を言うとこのシングルの2曲、僕が始めて好きになったサザンの曲なんです。
確か「アーリーサザンオールスターズ」っていうカセットに収録されてて、初めて聴いた時、「サザンっていいな~~♪」って一人で悦んでしまいました。綺麗なメロディラインに流れるような歌詞、
サザンの原点ココに有りって感じの2曲です。「
ジャズマン」はシングル発表のみで、今入手できるのはこのシングルでのみです。
ちょっとエロティックな歌詞もありますが、ってもサザンらしい曲の作り方だと思いました。初期のサザンが好きな人ならきっと気に入ると思いますよ。ひょうたんからこま」はバラッド1でも入手できますが、の際ですからこっちのシングルも入手してみては?この曲は凄く力がこもった感じの曲で、
さびの部分が凄くいい感じの曲です。
カセットで聴いてた時はトラックチェンジが出来ないので、
カセットが傷むまで何度もまき戻して聴いたものです。この2曲はそれ程気に入りました。
最近このシングルで再入手でき、いつでも好きなように聴けるようになったので、買ってよかったと思っています。の2曲は本当にサザンの原点中の原点の名曲なので、サザンファンならコレ無しには語れないです。騙されたと思って是非一度聴いてみてください。
著者は渡米していた頃に当代一流のジャスメンと親交を持っていたらしく、彼のインタビューは他の雑誌なんかの企画物と違って、興味深いコメントが随所にちりばめられています。企画なしで、個人的な興味からインタビュー(雑談)したネタもあるようです。
ニューヨークではウイントン・マルサリスがご近所だったらしいです。うらやましいですね。
本書は
ジャズの名盤と言われているものに対する、他の
ジャズメンのコメント集になっています。特にハービー・ハンコックの『ヘッド・ハンターズ』にキース・ジャレットがコメントしているのなんて、他にはないですね。
結構古い曲ですが,今聞いてもぜんぜん遜色ないのがすごい.今の曲よりもカッチリとロックしているというか,洋楽より洋楽っぽい感じのするサウンドが心地いい.桑田のボーカルも相変わらず渋い.