本書は
妖怪を視覚化した労作です。
本書は
妖怪図鑑の上巻として96体を紹介しています。
妖怪一体につき4ページを割いています。最初の2ページで
妖怪について解説したあと、
妖怪の図を見開き2ページで紹介しています。
先生は「あとがき」で幸福という観点から、人間がなぜ
妖怪という存在を考えだしたかを
論じておられます。
〈目次〉
カラー口絵(河童、地蔵堂、
雪女)
かわうそ、水虎、海坊主ほか90体
あとがき
僕が水木先生の『
妖怪事典』と出会ったのは確か、僕が小さい頃、母が図書館で借りてきてくれたのがきっかけでした。
当時、僕は幼いながらこの『
妖怪事典』が大好きでした。そして、時が経ち大きくなってから水木先生の『
妖怪事典』を本屋で注文して手に入れました(因みに全巻持っています)。
タイトル通りたくさんの
妖怪が乗っています。日本の
妖怪は西洋の
妖怪(あちらではモンスター)とは違う恐さがあると思います。けど、水木先生の描く
妖怪は恐さあればどこか愛敬があります。
おもしろいです。また、
妖怪小説とか書く人には参考になると思います。
水木先生。さいこーです。