![]() イントロデューシング・ジョス・ストーン |
カバーばかりだった1st、初のオリジナル作となった2ndとも優れたアルバムだったが、この最新作はそれらをはるかに超える白人R&Bの傑作。
プロデューサーにはラファエル・サディーク、ゲストとしてコモンやローリン・ヒルが参加。 文句なしの名盤である。 さらに表現力を増したヴォーカルと、完成度の高さはお見事。 是非お聴き逃がしなく。 |
![]() ミスエデュケーション |
母子家庭が多い黒人アメリカ社会にあって、ローリンは高らかにライムする。この人はラップ特有のウーフィング、キリスト教を基盤にした思想(アメリカ系黒人では当たり前かも)、コミュニティーの女性への警告、大卒、歌も歌えるという全てを兼ね備え、グラミー賞をこの作品で制覇。次作が大幅に遅れているのはプレッシャーだろう。 土着性のあるサウンドを基盤に高らかにライムしているが、アメリカの黒人女性は辛い立場にあることがよくわかる。ここまで強い口調で言わないと、もしくは言ってもボケ―っとしたやつが多すぎることがよくわかる。とくに黒人男性が子供の面倒を見ないでフラフラしているというのも女性が強くなる原因だろう。これじゃー、マルコムⅩの言ったとおりの世界になっている。 ただ、あまりにも狭い世界でのリリックなので正直言うと歌詞を読もうがよくわからない。スラム出身でもない日本人には分からないし、次作でよりスケールアップするなら、リリックをより昇華して、アンセムクラスに高めて欲しい。規模は脱アメリカを狙う曲も欲しい。 ローリンの姿勢を見習う人が出てきてもいい(スラング以外に語彙の学習や言い回し)んだが、この頃とんと出てこないな~。KRS-ONE、クール・モー・ディーがなつかし~よ。今のヒップホップのリリックを変えられる力を持っているのは今、彼女だけなので期待は高まる。 |
![]() Score |
黄昏ている。とにかく黄昏ている。このアルバムを聴くと、何故か幼い頃夕陽の中で遊んでいた自分が映し出されはしないだろうか?とてつもない幸福感とわびしさが同居する、幼い日々のことを思い出した。そこではもはや逢うことのない人々がありありと生きている。 ローリンの声が素晴らしい。90年代といえばこのアルバム!という企画があれば10本の指に入る名盤。 |
![]() ブロック・パーティー [DVD] |
ひとことで言えば、パワフルでビューティフル♪
カニエ・ウエストやモフ・デフなどの人気ラッパーに、エリカ・バドゥ、ジル・スコットの女性人気シンガーのセッションは圧巻だ。 ラストのゲストにローリン・ヒルを迎え、ヒートアップ。レコード会社が彼女の楽曲を歌わせないアクシデントの中、再結成されたフージーズによる競演など、奇跡的な出来事がちりばめられ、この作品に輝きを持たせている。 ウッドストックなど愛とか平和をテーマにしたミュージックフェスが数多く存在する中で、この作品はまったく異なる存在だろう。その重さがまったく違うのだ。 いまだ、アメリカにある差別の問題をこのわずか100分の作品でいともかんたんに語ってしまうほどこの作品には社会映画としての説得力がある。 |
![]() MTV アンプラグド [DVD] |
このDVDで、ローリンは、かつての自分の虚栄を全面的に批判し、今は本当の自分にたどりついたし、常に変わりゆく自分を隠さないという趣旨のことを述べる。このDVDについてのライナー・ノートやレビューではなぜか無視されてしまったが、もしローリンのこの《転向》の要因を洋楽の一般的な問題として理解しようとするならば、おそらく重要なのは、彼女が、再三再四、神という言葉を口にしたことだけではなく、「オー、エルサレム」という歌まで歌ったことだ。 われわれ日本人は、洋楽において宗教が重要な位置を占めていることについては常に黙殺して洋楽を輸入しがちである。しかし、日本の「ゴスペラーズ」のアカペラとちがって、アメリカのもともとのゴスペルは、黒人牧師が教会で歌う福音・賛美歌だった。66年、ジョン・レノンは、インタビューで、ぼくらはいまやキリストより有名だ、と語ったがために、排斥運動・放送禁止処置の憂き目に遭い、ライヴの入りも悪くなった。このことが、ビートルズのライヴ活動停止の一因ともなった、と考えられている。ボブ・ディランは、突如79年から81年まで「キリスト教三部作」をリリースして世間をとまどわせた。U2は、『アイリッシュ・オクトーバー』の頃、アメリカでは、宗教色が強いと理解されたがゆえに、「堅苦しいやつら」と敬遠されがちだった。 |
ジョイフル・ジョイフル
|
|
人気動画
|
Loading...
|




