オーソドックスなアプローチ。ゆったりめのテンポ。キザっぽい節回し。メロディ部分の輪郭が極端に際立っている。骨太な打鍵音。これらがこのCDにおけるバレンボイムの特徴です。こう書くとずいぶんな書き様かもしれませんが、案外こういう
ショパンもいいものだなあ、と私はすっかり魅力されてしまっているのです。冒頭の《幻想曲》では、ワンフレーズの終音までに流麗な息吹が吹き込まれ、無駄な音など1つもありません。《葬送ソナタ》や《英雄ポロネーズ》には賛否両論あるかもしれませんが、《ノクターン第8番》や《舟歌》においては、バレンボイムの解釈は正しく機能され、お涙頂戴節が壮大に歌いあげられます。《ワルツ》や《子守歌》など、バレンボイムのイメージから程遠い曲たちも佳演が聞かれます。純粋評価で星5つあげちゃいます。
フジミのものは4社共同での時代のもので
相当古い。しかし結構形はよく、少し手をいれれば
なんとかなる?ものだった。
しかしタミヤの新作に比較すると流石に旗色が悪い。とりあえず
双方の比較から。
船体
タミヤ 船体貼りあわせ式。船体長さはほぼフジミと一緒。
だがフジミ版より舷側の高さは2mm程低め。これは
戦時中の改装で重さが増大し、舷側装甲帯が水面下に
なってしまったサラトガの表現としては正しいかと思われる。
フジミの方はレキシントンと船体を共有してしまった
ので、1945年時なのに戦争前の腰高な印象が残るものになっている。
それとタミヤ版で一番助かるのは舷側の非対称のバルジが再現されて
いることだ。これではレキシントンとは共用できないのだが
その点をスパッと諦めた潔い構成である。その他船体側面板の貼りあわせ
表現?等も良好。
フジミ 船体一体型。作る手間はかなり省けるうえに、一応小規模
ながら格納庫再現可能。タミヤの場合貼りあわせの為三枚と少ないながらも
つっかえ板が必要で、大型の格納庫表現は諦めている。ただし前述のとおり
バルジ表現はかなり手を入れる必要がある。その他船体側面の右舷側の穴
表現はくり抜かれている上に背部まで表現しているのは当時ととしてはかなり
頑張っていると思う。
飛行甲板
タミヤ エレベーターの位置/形状がフジミ版と異なる。飛行甲板幅も
タミヤの方が細い印象。また後部EVがフジミが横長に対してタミヤは正方形
に近い感じ。学研の歴史群像シリーズのアメリカの
空母での図面では
タミヤの方が正しいかと思う。またフジミのにはない夜戦
空母用のカタパルト
が追加されているのは良い。問題があるとすればこのサラトガは昭和19年に
夜戦
空母になっている際にエレベーターが新型の13.4mのものになっている
のだが、これが前に設置されているということで慌ててかデカールのみの
表現で表わされていることだ。ちょっと見にはEVが三カ所になっている
のだが…。
フジミ カタパルト表現がないのは欠点。
ただし追加前の1944年7月以前ならば良いかと思う。
武装パーツ。
今回共用パーツを使わなくても良い分、タミヤ版が大健闘。
40mm 20mm艦載機に至るまでタミヤ版の圧勝。特に
夜戦型のレーダー装備型F6F・アヴェンジャーを付けているは
かなりポイント高い。また20mm機銃の銃身の細さは感動もので
エッチングパーツに匹敵(言いすぎかな?)その他の単装高射砲も
大差つけられている。
その他装備品 煙突等
やはり一番の印象になる巨大煙突だが頂部が穴あけ表現になっている
タミヤに対してフジミは少々厳しい表現。
ただしフジミのレーダーのトラス表現の穴がかなり省略した形状ながら
しっかり抜けているのは当時としては凄いと思う。
タミヤの方は通常の板タイプだし。
総評。価格と組み立てやすさ以外にフジミ版のメリットはなくなったかも。
出来は当時としては結構中学生には刺激的なものだったのだが。
やや高めではあるが、タミヤの本気さが感じられる良いキットだった。
おまけ
年代・形状が全く異なるピットロード版。こちらは1933年で複葉機時代の
ものだけに飛行甲板形状長さが異なる。
煙突孔の抜けや船体側面の出来等はむしろこちらをライバルにして
タミヤは作成した感じもする。船体側面の形状はタミヤの方が良い出来。
しかし艦載機は複葉で透明パーツでの作成・しかも細かく分割再現と
そのまま比較できるものではないのだが、十分張り合えるものである。
またピットロードはフルハル/WL両方OKなのでその点は助かる。
どちらを買おうか悩む人は少ないと思うが、双方並べると結構差が判って
面白いと思う。こちらもお勧め。
この本の良いところは
ポーランドのイメージをこれまでとはまったく違うものにしてくれるところじゃないでしょうか。
旅行者に細かい旅情報を提供するのは毎年出ている「地球の歩き方」にお任せすればいいと思います。強制収容所(跡)について1ページしかないというコメントが前のレビューにありますが、この本が紹介したいのは何かを理解すれば強制収容所についてドラスティックに書いていない理由は自明です。
まったく新しい視点からショッピングや観光、グルメなどを楽しめる国として
ポーランドを紹介しているすばらしいガイドブックだと思いました。