チェッカーズ時代から俳優やアートでも活躍している藤井フミヤさんのA面シングルから抜擢された一枚ともう一枚は、YAHOO!のリスナー投票から推薦されたオリジナルアルバム曲を収録。
ミュージシャンとしてコンサートでも地道に活動するフミヤさんのハートフルな曲が詰まったミュージシャンとソロ活動生活25/15周年としてふさわしいベストアルバムです。
リーブルックガラス博物館の館長ユージニアは、変死した富豪のガラスコレクションを譲り受けるために、シアトルに浮かぶ離島へ向かう。同行するのは、ユージニアの上司から依頼を受けた私立
探偵サイラス。キャリアウーマンのユージニアは、アロハシャツ姿の不遜な
探偵サイラスが初対面から気に入らない。ユージニアは、時を同じくして失踪した親友を探すため、サイラスは、妻を死に追いやった男の手がかりを見つけるため、不承不承、協力することにした ・・・
ここまでで想像がつくとおり、出会いは最悪な二人が、事件に巻き込まれていくなか、恋に落ちてしまうというストーリーだ。二人のそりの合わなさが、徐々に雪解けしていく様は、なかなか面白くはある。自己主張のぶつかり合い(ユージニアがどちらかというとキツイ女性なんだが)で、理解を深めるのがきっと米国流なんだよね。日本の甘茶恋愛小説よりは、湿度が少なくて良い。
ただ、ストレートな肉食的愛情表現には、辟易だ。行き着くところはそれか!っていう。最近草食系な私としては、お腹いっぱいになってしまう。
ユージニアの親友はいずこ、そして、サイラスが追い求める
ローマ時代の至宝「ハデスの杯」は。捜査を進めるに従って、ユージニアに身の危険が迫っていく ・・・ とつづく
恋愛+殺人ミステリ=ロマンチックミステリにくわえ、サイラスとまだ見ぬ父親との関係といったサイドストーリが絡み合って読み応えはある。事件の結末はあっけなくて肩すかし気味だから、愛憎と癒しのドラマとして理解した方が良いかもしれない。