この本を片手にはじめてプレイする、というのには良い本だと思います。とにかくゲーム自体のシステムが斬新で、私もときどき攻略に詰まることがあったので、でしゃばりすぎずに匂わせる感じで書かれている攻略のヒントは一周目クリアの良い手助けになると思います。
が、一度クリアした人が2周目をもっと楽しむために隠し要素などを知りたい目的で買うと物足りないかも。一度クリアすれば判明する事実しか基本的には書かれてません。
バトルが割と難易度が高いと思うので、クリーチャーごとの弱点や詳しい攻略法が書かれていないのは×。あと、リオに指示できる言葉や面白い反応など、普通のプレイでは網羅できない情報をもっと載せて欲しかった。先に言ったように、ヒントを匂わせる感じの表記なので,どーんとネタバレ的なものはほとんど載っておらず、ストーリーの説明にも乏しいです。
とにかく、出版されている唯一の攻略本なので、このゲームのファンならば買ってみて良いかもしれませんが、一度自力でクリアできた人にはあまりお勧めできません。
今更ながらこのソフトの存在を知り、遊んでみたくて堪らなくなり購入、クリアしてみました。新しい楽しさ発見!という感じですね。まずマイクを使うという一点に於いても、かつて体験した事のない遊び方でした、そこだけでもかなりワクワクしました。昔ヒーローもののパイロットとかに憧れてた私は
インカムで通信、というだけでカッコイイと思ってしまうので、そんな私にとってマイク使用は高ポイントでした。このゲームは直に自分がキャラを操作するのではなくリオというキャラに指示を出して謎解きやバトルを行います。音声認識は、時々誤認されますが、精度はまずまずで、探索時は気になりませんでした。バトル時は慣れるまで結構もどかしかったですがその反面少し慣れてリオが的確に動いてくれると気分いいですよ。探索中、物を調べる際は物の形状等を言って、リオが認識してくれると調べられるようになります、近くに同じような物が幾つかあるときはちょっと頭を使ったり、中々楽しませてくれます。また、探索中紙切れを見付けるとバトル中役立つスキルを覚えたり、ちょっとしたお遊びが出来るようになります。お遊びの中でも私は「何だとは何だ」というのが好きです(笑)是非!他にもリオが走ってる時に、急かしてみると「無理言わないで」とか言われます、嬉しいです(笑)。そんな感じでテレビに向かって喚いたり一喜一憂したりしてる自分を決して客観視することなく(笑)主人公に成り切るとかなり楽しめます。私も始めはかなり恥ずかしかったですが、マイクを使ってのプレーとストーリーの魅力により期せずして、ゲーム中の主人公とリオの関係に、現実の自分とデジタルなリオの関係をいつしかダブらせるかの如く引き込まれてしまいました、物語も結構ホロリとさせてくれるものでしたし。次世代機でこんなのが出たら…と想像して2度おいしい作品でした(笑)やらなきゃ損です是非!
マイクの反応はすばらしい。ゲームを進めるにつれ、もっといろんな言葉でいろんなことを主人公に話したくなってくる。それに、少しくらい声が小さくても、主人公は理解してくれるのでありがたい。家族が近くにいると、でかい声が出せないからだ。(「あのゲーム、やめたら。おまえこわいよ。」とまで言われた)うちのテレビは小さいが、小さい方が、モニターらしくって、臨場感があった。やるなら、小さなテレビがおすすめ(?)。