アレンジャーがたくさんいるので、それぞれ違った味があります。
原曲でかなり激しい曲なにに、おとなしめな曲に仕上がっているのもあれば、その逆もあります。
もっと熱いピアノ演奏なのかと思いきや少しイメージと異なったので☆３にしました。
編曲を担当された方によって演奏の仕方がずいぶん違い、「YOU GET TO BURNING」などは比較的、原曲に近いと感じました。
一方で「愛をとりもどせ！！」はコーヒーや紅茶を飲みながら聴くような仕上がりです。
静かなピアノアレンジが好きという方や原曲と異なる曲調を聴いてみたいという方におすすめします

このシリーズは３作目となりますが、相変わらずぶっ飛んでいます。いい意味で。
ベタで馬鹿馬鹿しくて、ありえない展開は読んでいてとても愉快。
主人公ヴィントのちょっぴり間抜けなモノローグも、生ぬるい笑いを誘います。
病氏の挿絵も、今作はサービスショット満載！　モノクロなのが実に残念(笑)

その一方でシナリオ後半の、あるエピソードを少し引きずりすぎなのが気になります。
そのせいか、最後の展開も強引に切り上げたというか、伏線を無理矢理回収したというか。そんな感じを受けました。

ただ、前半はいつも通りの、強運補正で切り進むヴィントパーティが見られます。
シュテルかっこいいです。あと、ベルタもかっこいいです。
なので、全体的に悪い、つまらないというわけではありません。
先にも書きましたが、病氏の挿絵も絶好調ですし。

ちなみにこの作品は、前作、前々作を読んでいる事が大前提です。
それらを読んでおらず、購入を考えているのであれば、まずは前作、前々作に目を通しておく事をお勧めします。

ドラゴンクエストVIII~空と海と大地と呪われし姫君~
このゲームは私を大変満足させてくれました。
購入前、ＣＭで全くディフォルメされていないキャラクターを見て、ドラクエらしさを持っているか心配しておりました。
やはり、以前からのドラクエファンとしては今までのシステムをどの様に継承し、発展していったかが気になるものです。
しかし、ゲーム開始から数分でその心配も解消されました。
キャラクターも風景も非常に細かな演出と豊かな表情でゲームを盛り上げ、数分で全く違和感のないドラクエの世界を作り上げてくれていました。
以前のドラクエをやっていれば、ポリゴンになっても教会や防具屋など一目で判ってしまうのです。
また、前作で私のお気に入りだった（！）樽を持ち上げたり、民家のタンスを家捜ししたりといった操作も出来、、ドラクエらしさが十分に出た良い作品に仕上がっているようです。
職業システムが無くなり、新たにスキルシステムが採用されたようで、ドラクエの売りであった職業、転職がどの様に変更されたか気になりますが、自分好みのキャラクターを育成できるスキルシステムに期待したいと思います。
購入を迷っているドラクエファンはまず、購入しオープニングの音楽を聴くことをお勧めしたいと思います。
始めてそれほどたっていませんが、これから長い時間をどっぷりとドラクエの世界に堪能できること請け合いです。