おなじみブルームフィールド、クーパーとそしてスティルスが中心となってつくった素晴らしいアルバムが、今回アルのアルバムを一挙にリマスターということでこのアルバムもより高音質になっての再発となったのだが、なんといっても今回の目玉は“Albert's Shuffle”と“Season Of The Witch”のホーン無し・バージョンだろう。
いわばこのアルバムの白眉となる2曲を通して(素のままの)
セッションの様子を垣間見れるのである。実際これは素晴らしいというほかない!確かに頭でホーンによるメロディを自然と追ってしまうところはやはりアレンジが素晴らしかったことの証しであろう・・・、しかし実際その音がないから寂しいかというとそうでないところが凄いところで、臨場感というかその場の空気が伝わってくるようなリアルな感覚が何ともいえません。“Albert's Shuffle”ではブルームフィールドの記憶に残るすばらしいフレーズ満載のギターソロだけでなくオブリガードやバッキングでもほかの音に隠れることなく聴き取れ、紛れもなく名演であったまさに証となるものだと思います。続く“Season Of The Witch”のスティルスのギターの音などはオリジナルバージョンよりも、より例のバッファロー・ス
プリングフィールド以降の聴き慣れた音に近いんじゃないでしょうか、これには嬉しくなってしまいました、ピックがこすれる音からワウの踏み加減までほんとやたらりアルに聴き取れ「楽しいったらありゃしない」状態です。
ただでさえこのアルバムには相当な思い入れがあって聴く機会も多いのですが、この2曲の追加のおかげでターンテーブルにのる(古い!)頻度が上がりました。ほんと日本に生まれてよかった!
CS&Nなんて!…と偏見を持っていた私。でも大好きなJoe Walshが一時期Stephen Stillsに傾倒していたと知り、俄然興味がわきました。加えてこれまた大好きなピーター・バラカンさんもStillsのことを絶賛していたのでこりゃあ、聴かねば!と思いました。
このDVDはStillsがManassasというバンドを率いていたときに出演した
ドイツのテレビ番組を収録したものだそうで、70年代らしく訳のわからない背景がちかちかしてちょっとサイケ過ぎやしないか?と思うのですが、それはそういう時代という事でがまん。
音楽の方はもう最高なんです。Stephen Stillsがこんなにかっこいいとは思いませんでした。何もかもかっこ良いのです。歌も声もギターも顔も仕草も!今では普通のおじさんになっている気がしますが、若い時の彼は本当にかっこ良いです。
バンドの面子もすごいらしいですね。ギターのChris Hillmanしか知らなかったけど。
長い間Stillsのことを聴かずにいたのは、CrosbyとNashのせいだ!と少し恨んでしまいました。これからStillsにはまろうかと思います。ものすごいお勧めでございます。
このアルバムは、CSN&Yの人気絶頂期に発売され、ゴールド・ディスクに認定されている。さまざまな音楽スタイルに挑戦したスティルスの最高傑作であろう。参加ミュージシャンもエリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリクス、リンゴ・スターなど豪華そのもの。
このアルバムは、CSN&Yの人気絶頂期に発売され、ゴールド・ディスクに認定されている。さまざまな音楽スタイルに挑戦したスティルスの最高傑作であろう。参加ミュージシャンもエリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリクス、リンゴ・スターなど豪華そのもの。