なぎら健壱は、純粋なフォークソングを歌わせるととても旨いし、味がある。このCDは基本的に、コミックソング集となっており、ネタのオンパレード。女性の多い場所で聴くのは要注意!人格が疑われます。しかし、1曲目からいきなり「悲惨な戦い」である。聴きだしたら、最後まで聴くしか無くなる。何故って?面白すぎて、ストップボタンを押せなくなるからです。このCDがつまらないと感じたら、貴方は病気の可能性があります。極端な鬱状態でなければ、これを面白く感じるはずです。
「フォーク」を歌っていた当事者であるがゆえに、鮮明にすることのできた当時の実感と実像。そして、「伝説」とされる人物たちとの接点。マメな記録と貴重なモノの保存。95年にこの本は書かれたのであるが、日本の音楽史を紐解くうえで実に貴重な史料でもあり、また、情況の記述にあふれている。
また、雲の上で繰り広げられた「伝説」劇が、当事者の視点で語られることにより、「伝説」のもたらすノイズからより自由に、当時の情況を振り返ることができるだろう。
軽妙な文章も魅力。圧巻は、巻末の年表。
この本に所収されている人たちの誰でもいい。一人にでも関心があったら、ぜひ、この一冊、通読していただくことで、フォークに開眼するに違いない。
山本晋也は最近はNHKにも出て映画評論。日活ロマン・ポルノというのは1本も見たことない。タモリが出てるがテレビドラマにも出たことがある。京まちこさんが主演の名前忘れた。娘さんに痴漢と間違われた。あまり演技は得意でない。タコ八郎は斉藤清作というフライ級の全日本チャンプ。世界戦にも挑戦した野口恭を破った。テレビで試合を見たことあるがファイター。河童が愛称。タフで打たれてもダウンしない。これが悪くパンチ・ドランカーに。宮城県の人で仙台育英高校。映画のフィルムを運ぶアルバイトしていたので映画には詳しい。発音や動作がおかしいが昔、同門のファイテング原田とライバルの「かみそりパンチ」の海老原博幸と3人でテレビに出たときは普通に話していた。ただ脳へのダメージが強く夜尿症に。海水浴で溺死したといわれているが自殺だと思う。「幸せの黄色いハンカチ」の北海道ロケだかで撮影のじゃまをしたチンピラ3人を殴り倒したとか。
『夕べもここにいた!』が東京の居酒屋を紹介したものならば、こちらは食堂を中心に喫茶店、酒場なども対象にした本。
紹介されているのは25
店舗。こうしたのを読んだら一軒ぐらいは実際に行ってみようと思うのですが、今回は人形町の「来福亭」かな。あとは森下の「はやふね食堂」なんかも。
《こういう場所で食事をすると、なぜかスポーツ新聞を読みたくなる》とか《こうしたカウンターには、何故かカレーやハヤシなどがよく似合う》なんていう写真のキャプションもいい感じ。
あと、お店の人がいい顔しているのが印象的。そういえば、多くのグルメ本って、人の要素を捨象しすぎですよね。つくっている人、働いている人がいなけりゃ成り立たないのに。