これはボーカルアルバム1の発展系みたいな楽曲が多いです。
アルバム1が春と夏のイメージで、
アルバム2が9月10月の秋のような印象です。
太陽の輝く季節は少し落ち着いて、
秋のゆったり感とのびのびしたエッセンスが加わりました。
咲と舞はまだまだ元気です。
最大楽曲として
7つの泉を奪還せよ!! 〜フィフスエレメントの逆襲〜、
これが他よりレベルが頭2つ抜きん出ています。
夜のダンスホールで心を酔わせた1979年頃の
ジャズを思わせるナンバー。
ひええ。聞き入ってしまいます。
そしてGirl's Work。これも特筆ものかと。
みんなで歌ってるんですがそのワイワイ具合がゆる〜〜くて、
とっても楽しいな。レゲエポップです。
ビートルズのオブラディオブラダをなんとなく思い出しました。
キュアブライト・キュアウィンディとなったように咲と舞の歌にも少し変化が。
咲と私。舞とわたし。そして友達、家族。
そんな今までの自分よりもほんの少しだけ多くの
世界を見るようになったのかもしれません。
自分の中にある気持ちが半歩、前に進み始めました。
まだ曖昧で戸惑ってしまう程度の変化ですが
秋は夜でも月の光が明るいし、夜の吹き抜ける風はとても気持ちがいいものです。
そんなふたりの元気さならば、どんな不安だって吹き飛ばしていけそう。
秋の夜長に風と月の歌声を聞いて
季節の移り変わりを感じてみてはいかがでしょうか。お薦めです。
(今は夏前ですけどね^^)
このアルバムに入っている40曲のうち半分くらいは
放映年の7月に『サントラ1』とは別の器楽編成で録音されたものです。
たとえば、「スパイラルリング装着」のイントロなどは
強力なコード進行に駆け上がるような
フルートが絡んでいて
非常にスリリングで印象深いものになっていますね。
新変身、新必殺技、新たな強敵との戦い、そしてエンディングと、
ドラマチックかつ情のこもった曲が多いと思います。
(ライナーノーツに、「華麗でダイナミックな〜」とありますが、まさにその通りです)
なんといっても後半の劇的なストーリーを支えた音楽ですから
やはりその場面が浮かびやすいのではと。
あと、[3]の「満と薫のテーマ」というのは作中で使用されなかったのですが
キャラクターに合ったとても良い曲ですよー。