93年から99年までの約6年間3枚のアルバムをだし、ほとんど空中
分解のように解散したかれらの記念すべきベストアルバムです。
The Verveといえば12番にもあるBittersweet Symphonyが有名ですがそのほかにも名曲はたくさんあります。どことなくクラシックでサイケな雰囲気をぜひ堪能あれ
オアシスのデビュー当時のインタビューで、ノエルが「今(1994年)のUKのバンドはどいつもこいつもクソだ。俺達以外で良いバンドはプライマル・スクリームとヴァーヴくらいだな」みたいなことを言っていたけれど、あながちそれは間違っていなかったのかもしれない。レディへは「ベンズ」の発表前で、ラーズは既に解散。マイブラもほぼ凍結状態だしね。
で、当時のヴァーヴがどんなにヤバいバンドだったかを伝える問答無用の傑作1stがこれ(EPも必聴)。ソニック・ユースやバットホール・サーファーズの系譜ではなく、かといってマイブラの系譜でもない、本当に斬新でカッコいいノイズとサイケデリアが鳴っていていつ聴いても痺れるのだけれど、けっきょくはリチャードの歌が凄い。薬中に落ちぶれようがポップスターに成り上がろうが、この男の歌の力は変わらず圧倒的だ。
客観的評価をしたくないと思う程の名作。
サイケデリックでありながら、ポップでもあり、ロックでもあり、やさしさも、狂気もある。
バンドのフロント・マンであるリチャード・アシュク
ロフトが敬愛する、ブライアン・
ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)のロック史上に残る名盤『ペット・サウンズ』と並び称されるべきアルバム。
アルバム全体に統一感がありながら、すべての曲がすばらしい数少ないアルバム。
私事ですが、一時期とてもよく聴いていました。
しかし、今はほとんど聴きません。
曲のナイーブな美しさが現実とそぐわないと思うからかもしれません。
時間が経って客観的に聴くと、少しインパクトが弱いとも感じました。
しかし、一生物のアルバムには違いありません。