原作を読んで面白かったので、アニメの方もということで購入しました。 最初はダークな感じから始まったので、こういう雰囲気でいくのかなと思っていたところで、あのオープニングです。 はっきり言って、なんじゃこりゃ、と度肝を抜かれました。 しかし、気が付いたらそのオープニングに嵌っていました。 本編の方はというと、単なる萌アニメでもないし、かといって単にシュールなアニメでもない、という絶妙なバランスで仕上がっています。 そのためか、テンポが非常にいいです。 自分なんかは、気が付いたらディスク1枚分見終わってしまっていました。 全26話というそれなりに長いアニメでこれほどメリハリのきいた作品は、殆どないのではないかと思います。 また、麦人さんを筆頭に実力のある声優さんが素晴らしい演技をしているので、全てのキャラの個性が最後まで光り続けています。 特に、ヒロインの葉月を演じている斎藤さんがはまり過ぎていて、葉月の魅力が500%くらいアップしています。 斎藤さんの熱演がなければここまでこの作品に入り込むことは無かったのでは、と思ってしまうくらいです。 お値段もお手軽なBOXで出たので、気になる人は買って損はないと思います。 ただ、色使いが独特(吸血鬼が絡んでくるダークなシーンが典型)なので、それが苦手に思う人は合わないと思いますし、芝居のセットを彷彿とさせる自宅のシーンや落ちてくる金だらいといったシーンにも面白みを見いだせない人にはある意味見るのが苦痛かもしれません。
今までいろんな作品を見てきましたが、この
月詠は今までの中で最高の作品です。特に特典がなんとも言えないほど良いです。ファンの方はもちろん
月詠を知らない人はこれをきに買ってみてはどうでしょう。買って損はしないはずです。
ネコミミモードで有名な「
月詠」の作者「有馬啓太郎」先生の新連載。
本作は、高校生の主人公「宮坂健(みやさかたける)」と産土神の少女「高照姫(たかてるひめ)」との関係を描く
いわゆる人と神との恋物語です。
舞台は架空の街ですが
作者ご自身、長野県諏訪地方を巡るのが趣味になっているとのことで
本作の舞台や設定、ストーリーにも強い影響が見て取れます。
ただのウサミミ萌え漫画と侮るなかれ。
…とは言え、本作者の描く少女が魅力的なのも事実。
一言で「ツンデレ」や「おてんば」ということもできますが
そこは「有馬啓太郎」節とでも言いましょうか、
少女+境遇が生み出す展開を直球で投げてきます。当たると痛いです。
表紙が気になった方、また「
月詠」が好きな方は買って損はしないと思います。
是非とも私と一緒に悶えながら二巻の発売をお待ちいただければと。