現時点で、
ジャズの中で一番好きなアルバムです。地鳴りのようなビッグバンドを、さらに燃え上がらせるバーナード・パーディの超人的なドラム、パーカッションと化したスタンリー・カウエルのドス黒いピアノ、そして表題曲で、ひたすら高みに上り詰める炎のごとく咆哮するガトー・バルビエリのすさまじいテナー!もう口アングリです。その他にも、チャールス・トリヴァーとパーディがぶっ飛ばす「ブルースの真実」も。タイムマシンがあれば、この1971年のモントルーライヴを生で観たい・・・
F.ルーズベルトからオバマ政権に到る好戦的アメリカ史を種々の資料を基に改めて検証した素晴らしいDVD。歴代のアメリカ大統領が如何に歴史の真実をゆがめ、虚偽で国民を謝った方向に導いていったかということが連綿と語られている。真珠湾攻撃の真実は語られなかったが、あれもF.ルーズベルトがアメリカ国民を第二次大戦に参戦させることが目的で仕組んだわなだったこと。原爆投下の真の目的は戦後ソビエトとの冷戦に備えたカードの切り札であったことなど、歴史の真実が解き明かされていく。
特筆すべきはゴルバチョフの米国に対する寛大な態度であろう。彼の
ノーベル平和賞は真にその価値に値する。時の米国大統領が彼の提案を率直に受け入れておればその後の世界史はもっと平和裏に進展していたことと思う。誠に残念である。
最後に世界の人口の6.3%に過ぎない米国が世界の富の50%を享受している現状やそのアメリカ至上主義には壁壁させられる。その様な内容を主軸としたDVDである。一見の価値は充分ある。