鴆とリクオの物語です。
第一幕 リクオはフツー男の子!?
第二幕 平和な学校生活のススメ
第三幕 鴆の願い
第四幕 裏切り、そして目覚め
第五幕 生涯の契り
第六幕 しだれ桜の舞う夜に
番外編一 牛頭丸、馬頭丸居候記
番外編二 学校の怪談
本編もよかったのですが、番外編の二編がどちらもかなり面白くて、
何度もリピートしてしまいました。
本編はシリアス、番外編はコメディです。
一つだけちょっと残念だったこと。
リクオが
妖怪化した時、しゃべり方で変化していることはわかるのですが、
逆に言うと、しゃべってないと今どちらの姿なのかわかりにくいです。
原作を読んでいる人はシーンでわかるのかもしれませんが。
ぬらりひょんの孫ファンの方は楽しめると思います。お勧めです。
次の巻で最終巻になるためか、1つ1つの出来事が丁寧に描かれておらず、「知らない間に裏で進んでる」みたいな場面が多い。数巻前までは、比較的丁寧に展開や登場人物の心のヒダが描かれていたような……。急ぎ足で話を終わらせたい何かが著者にあるのだろうか。
何はともあれ、ずっと楽しませていただいたので、最後の巻まで読者として応援したいと思う。
あの第一巻のリクオがどこまで成長するのか、そして闇の世界はどんなメンツがどんな友情で守っていくのか。次の最終巻へ期待を持たせてくれる一冊。
ぬら孫も大好きでした〜終わって暫くして新作を書かれているのは知って
いましたが、コミックが出てるのに気付かずに
書店で新刊広告見て探してみたのに売り切れ…他3
店舗まわってもどこも
売り切れでした(泣)何故…Amazonでようやく手に入った〜
前作は日本の
妖怪で今回は西洋の
妖怪(?)
幻獣、稀少種、絶滅危惧獣、吸血鬼・人魚・人狼・一角獣(ユニコーン)等々
とってもファンタジーワード満載です。
稀少な幻獣達が人間に狩られるのを阻止し保護する「稀少種犯罪対策課」の設立と
一族の敵討ち(?)でハンターを追う稀少種黒吸血鬼アクセルが捜査官となる…
面白そうです。
あと要所要所に入る笑が良いです。浮世離れと言うか不思議ちゃんなアクセルが笑えるのと
カワサキのツッコミが面白い♪
ナズナさん…カーバンクルって聞くとぷよぷよのカーくんを思い出す…
初めてぬら孫のレビューを書きます。できるだけ長くならないようにするつもりです。
まず。僕は「ぬら孫」が大好きだ。
僕は「
ドラゴンボール」や「るろ剣」で少年時代を過ごした世代なんだけど、この作品には、確かに昨今の「少年??ジャンプ」な「キャラ萌え偏重」なところが無いわけではないと思う(その線引きがわからないが、個人的には他が伴っていれば構わないかと)。だけど、「ぬ〜べ〜」のようなどこか子供心をくすぐる世界観、「るろ剣」のような和テイストな画風で、少年誌にしてはどこか薄すぎる最近のジャンプに、熱さを与えてくれていた貴重な漫画だった。
「ぬら孫」はアンチが多かった。そして、アンチの意見も、ファンの僕としても納得せざるを得ないものも多かった。
設定の甘さは否めない。「このエピソード要る?」と思える時も多かった。逆にもうちょっと引っ張ってもいいのに、と思える時も。せっかくの魅力的なキャラが活かせていないなと思うことも本当に多かった。(「BLEACH」のように、脇役にも主役級の晴れ舞台を与えれば、どれほど熱くなっただろうと思う)
バトルが鬼纏一辺倒になってしまっていた時期は「
ロックマンエグゼ」かよと思った笑。
だけど、これほど個々のキャラを愛おしいと思える漫画は、長年出会えていなかった。スピンオフ作品を描いて欲しいキャラがざっと10人はいる。
それはひとえに、椎橋先生の愛情ゆえなんだろう。それが、巻末のコメント(見開き1P分)で明らかになった。
そのコメントで先生も、初連載にあたって試行錯誤していたこと、そして色々な点を悔やみ、反省しているのがよく分かる。なんてったってライフワークなんだ、数箇月に1度420円払うだけの僕なんかの数億倍は思うことがあるだろう。
確かに、漫画の矛盾点を探し、突っつき、批判するのも、楽しみ方の一つだと思う。僕も、いろいろ語りたくなる性分だから分からなくはない。
だけど、「ぬら孫」はその楽しみ方には適さないと思う。
「ぬら孫」は、大きな大きな作者の愛情、そして読者の愛情によって生命を与えられたキャラクター達を応援し、見守り、戯れる。百鬼のようについていく。そんな漫画だと思う。
伸び悩む誌面アンケートと比例しない単行本の売上の好調さによって、特例的に完結までこぎつけた「ぬら孫」。まさに、物語を見守る読者達によって生命を与えられ、目的を果たすことができたキャラクター達。
そういう意味では、作中に現れた「百物語」は、まさにこの漫画そのものだ。
今後何らかの形で、彼らの噺を耳にすること、その"畏"をまた体感できることを願っています。
次回作を楽しみにしつつ、長期連載、おつかれさまでした。
長くなってしまい申し訳ありません笑。