以前、某デパートの試聴コーナーで聞いてずっと気になっていました。
ipodを接続して、最大音量にしても割れないのは期待通りでした。
出張には常に持ち歩いております。

購入をお考えの方は迷わずお求め頂いても大丈夫です。

サイトにて公開されている体験版に触れて頂ければわかるでしょうが、グラフィックは背景キャラクター共に全てが美しく、細やかに描写され差分も多いです。
BGMは静かでクラシカルな良曲が多く、主人公以外フルボイス、SEあり、シーン回想CG回想完備。

一部に挿入されるアニメーションは計五回ですが、全てではありません。

メインヒロイン一人と過ごすストーリー展開で1対1の関わり合いがメインになります。 パッケージのキリエがお好みであれば楽しめるはずです。

全体の80パーセント程度はサービスシーンで、短い中休みのように日常が差し挟まれます。
陵辱の気配は薄く、苦手な方も安心してプレイできます。シナリオは難解な言い回しもなく読みやすい。小さくも綺麗にまとまっています。
また、この作品はヒロインの可愛さは勿論、主人公がとても純粋一途です。特殊性癖ゆえに暴走することもありますが愛にひたむきで、紳士的です。へたれ変態紳士といいますか…男性であればキリエの可愛らしさを愛で、女性ならば斧神先生の一途さにときめくかもしれません。
薄暗く豪奢な屋敷での蜜夜を繰り返しながら、身体を求めるキリエと心を求める斧神先生が紡ぐ大人のおとぎ話。 プレイ後にはおまけもあります。

総プレイ時間は四時間程度。
時間が無いけど良作エロゲを楽しみたい方には自信を持って勧められます。

スタッフ様の意気込みと声優さんの熱演が凄まじいです。
ロープライスが信じられないほど優れた完成度のゲームでした。

ただ、淫語が激しいのでご注意ください。

【画質】
映像は中々綺麗です。
CGアニメという事でフィルムグレインはなく綺麗ですっきりした映像。
全体を通すと少し評価をしづらい映像になっています。
というのも、映像にバラツキがあるため。
おそらく、既存の映像と、追加の映像との差なのだと思います。
既存の映像部分については、やや物足りなさが残る。
ソフトフォーカスをかけたような少しぼんやりとした甘い映像になっています。
演出的な面もあるでしょうが、それでも物足りなさを感じる映像に。
時折ジャギーと言いますか、CGの荒さを感じる事もある。
とても細かい箇所まで描いており、それを見事に再現できているのはさすがですが、例えば髪の毛一本一本の箇所などで出てしまうこの荒さが物足りなさの一因に。
おそらく制作年からくる技術的な問題なのだと思います。
当時、DVDだと分からなかった箇所が、BDの1080pにより分かるようになってしまった。
解像度の高いBDだからこそ、粗が目立つようになってしまった印象。
一方で、追加シーンについてはとてもよい出来。
こちらは新たに制作しただけあって、既存の映像とはワンランク上の仕上がりになっております。
高解像度でも荒さが見えず、とても綺麗でなめらかな映像に。
くっきりとした輪郭で細かい箇所まで丁寧に再現できています。
既存の箇所、追加の箇所、どちらも暗部シーンの諧調はまずまず。
少し立体感に欠けるかなと感じる箇所もありましたが、概ね良好で綺麗です。
とてもよく動くシーンや細かい物が飛び散るシーンなどが満載ですが、いずれにおいても映像が破綻する事がないのはさすが。
これらがノイズなど破綻する事もなく忠実に再現できるのはBDならでは。
他のBDで出ているCGアニメ作品と比べると、可もなく不可もなくといった印象。
既存の箇所につきましては、CG自体の荒さを感じるため物足りなさが残りますが、裏を返せば再現性がよいからこその問題。
一方で、追加シーンについては、ハリウッド産CGアニメと比較しても負けず劣らずのよい出来になっています。
元々DVD版の出来もよかったですが、そのDVDとも雲泥の差と言える程、画質的に向上していますので、作品のファンなら楽しめると思います。
【音質】
音はよいです。
重低音は鳴り自体は控えめなのですが、しっかりと厚みのある音が出ている。
高音も綺麗に出て伸びのある音になっています。
サラウンド感はまずまず。
音が回るといった感じではありませんが、しっかりと音の位置を伝えてくれる。
アクションパートが多いので、個人的にはもう少し低音やサラウンドを効かせて迫力ある音作りでもよかったかなとは思いましたが、満足はできる音です。
セリフ部分のクリアさは明らかにDVD版より向上しました。
聞き取りにくい箇所もほとんどなく、よい出来です。
音質面も丁寧に再現されており満足できる作りかと思います。
【特典】
特典はSD画質で、REMINISCENCE of FFVII、REMINISCENCE of FFVII COMPILATION、TURBULENCE of FFVII ADVENT CHILDREN、HD画質でOn the Way to a Smile EPISODE DENZEL FINAL FANTASY VII、FFVII ADVENT CHILDREN COMPLETE トレーラー集。
SD画質のものは、いずれも過去に出たFF7関連作品などのダイジェスト的なものですので、この解像度でも問題ないと思います。
このBD版のために新規に収録された、On the Way to a Smile EPISODE DENZEL FINAL FANTASY VIIは本編にも出てきた少年を主人公にしたOVA作品。
30分程度の作品になっており、これ単体でも十分楽しめる。
ボリューム感のある特典で満足できるはずです。
体験版DISCについては割愛。
なお、収録パッケージの大きさですが、やや特殊なサイズになっています。
通常のBDサイズより高さは低く、奥行きが長いといった作りに。
ビジュアル的には満足できる作りなのですが、サイズ的には浮いてしまい不満もあり。
通常版は従来のBDサイズのようなので、この限定版もできればBDサイズに合わせて欲しかった。
【総評】
画質や音質は当然DVD版より明らかに違うよい出来になっています。
特に追加シーンは画質的にも出来がよく、内容を補完する上でも満足できる作りに。
さらに特典類も豊富ですので、作品のファンなら押さえておいて間違いはありません。
FF13の体験版が不要な場合は、通常版を買ったほうがよいかと思います。

▼個人的評価
・画:★★★★☆
・音:★★★★☆
・話:★★★☆☆
・特:★★★★★
・総:★★★★☆

本作のレビューがなかなか出てこないので、最初に書く。
万感の思いでこのライブDVD視聴に臨んだであろう「父兄」が語りにくいのはわかる。

過去2作の卒業ライブDVDとの違いを書きたい。
まずは、2013年度生のライブの力が過去最強であったということ。
もとよりオリジナルメンバー４名と、準オリジナル２名を含めて、
ここまで培われた実力はかなり底上げされてきたわけで、
ライブDVD自体年度2作目であるということ。
なので、今回の2枚組ライブも全く冗長な感じはしない。
12人の美しくも躍動的なフォーメーション、そして自信にあふれた歌声に魅入ってしまうだろう。
言い方に語弊はあるが、卒業ライブという特別な思いさえ忘れるほどのパフォーマンス。

そして、卒業ライブ、そしてその直前ライブとしての見どころ。
1枚目の直前ライブ最大の見どころは、何と言ってもアンコールの時始まった、卒業生の目指す夢についてのMC。
これは、もしライブで見ていたら、ちょっとそこからは冷静ではいられなかっただろうなぁ。
何が語られるかわかって見ていても、そこは本当に、その人柄も含めて、卒業式本番以上のハイライトかもしれない。

そして卒業ラストライブ。
これが意外とこれまでに比べて、涙なくしては、、、な感じでもないのは、３つの理由があると思う。
１つには、とにかく卒業式前のライブのクオリティが高かったことで、そこにピークが来てたのかなということ。
２つには、式での森先生のコメント。本当にいいコメントだったが、それは感動だけでなく、この先にわくわくする未来が示されたこと。
３つには、やはりラストの選曲。これは決して選曲が悪かったというものではない、むしろその逆だ。
「夢に向かって」は、まさに卒業生４人がそれぞれの夢に向かおうとする門出に最高の曲であり、
なおかつ決して涙にくれるような歌ではない。この歌には、過去の卒業生が重なって見える。

今春卒業生４人は、もういない。
この素晴らしい2013年度生というメンバーは、最高の作品を残し、もう見ることはない。

けれど、この先も「夢に向かって」いるすべての卒業生は、この歌とともにある。
涙は、いらないんだ。（でも、なくのはわかるよ、しらさきちゃん。）

長さが自由に変えられるのでとても便利です。他の製品より軽いので、これを選びました。