「
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の地上波放送は、新オープニングになると聞いていたので「なんで?」とか思っていたのですが、実際にオンエアされたものを見ると「変えて正解」ですね、これは。と言っても別に前のオープニングが悪いということではないわけですけど。ただ、新オープニングの方が、「攻殻」を知らない人にも「何か知らないけど面白そうだから見てみるか」と思わせるのではないかと思います。 で、そこで流れる「GET9」なんですが、初めて聴いたときに、なぜかアヴェレイジ・ホワイト・バンドの「ピック・アップ・ザ・ピーセズ」(いい曲です)を思い出したので、久しぶりに聴いてみたらイントロがちょっと似てるかなぁという気がしただけでした。なーんだ。 菅野よう子の音楽世界は、ジャンルにとらわれないところが魅力の一つだと思うのですが、それによっていろいろな音楽への興味が広がって行くのも楽しいことです。
攻殻機動隊2ndGIGの総集編と位置づけられる訳ですが、どうしても単なる総集編と言う感じがしない。
2ndの「個別の11人」にスポットを当てて再編集した独立作と申しました方が、言葉が正しいと思います。
2ndの全13巻もしましたし、たった今、160分をぶっ続けで観賞した直後ですが、正直な感想として、2ndの「本編」に当たるのがこれだと思いました。
・「設定・原画集」(約350P・B4サイズ)
キャラクター、プロップ設定や
美術を網羅した大判カラーの迫力。各キャラクターの名シーンを切り取った美麗原画も掲載。
・「シナリオ決定稿集」(約530P・A5サイズ)
絵コンテの前段階で書かれた「シナリオ決定稿」を約530ページの大ボリュームで書籍化。削除シーンやセリフの変更など、本編とはひと味違った「S.A.C.」の世界を目撃できる。
※本編カットガイド付き
・「インタビュー集」(約300P・新書サイズ)
初DVD時に毎巻収録されていた映像特典のインタビューを新たに再編集し書籍化。制作当時の
スタッフやキャストの熱量あふれる発言に注目!
・「インタビュー集+αを収録したCD-ROM入り電子書籍データ(epub)」
以上の四つで構成されています。
攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX MAXIMIZEDと同じです。
やはりこちらも原画集はボリュームがありますが、
少し詰め込みすぎて1つ1つの原画やキャラクタの絵がやや小さいです。
攻殻機動隊の世界を楽しめる素晴らしい作品だと思います。