前2巻と価格は同じですが、本巻のみディスク2枚組となっています。1枚目にはゲーム(便宜上こう表現します)本編にまつわる重要なキーワードが含まれている「星の人」を収録。大筋は本編の小説本にある同名の物語と同じですが、「星の人」が子供たちにプラネタリウムの星を見せながらいろいろなことを教える場面や、彼が天国へ召される場面が大幅に拡張されています。また、後者では「特別ゲスト」を登場させるなど、なかなかニクい演出をしてくれています。収録時間は規格ギリギリの76分とタップリ。
続く2枚目には、小説本の最後を締めくくる「チルシスとアマント」を収録。本編とは直接関係しませんが、双子(ということにしておきます)の「チルシス」と「アマント」のやりとりを描いた、微笑ましくも悲しいお話。あくまで想像ですが、時代的には「星の人」が天国へ召されてからずっと後のことでしょう。朗読という性質上、内容は小説本とほぼ(一部言い回しを変えたりしてあります)一字一句同じです。
本巻は前2巻よりお得感があり、制作側の意欲も感じられる一方で、「チルシスとアマント」を朗読で済ませたあたりは、最後の最後になって手を抜いたのではないかという意地悪な見方もできます。とはいえ、その朗読自体は結構いい味を出しているので、十分満足できるものと思います。惜しむらくは品質管理が甘い点で、盤面に軽微な擦り傷が見つかりました。これは減点。
このドラマCDには、構成の関係で元の小説では削られていた、シナリオ担当涼元氏書き下ろしの「星の人/系譜」の部分も含まれて収録されており、いわば「星の人」完全版とも言える内容になっています。
屑屋の最期、そして天国は果たして一つなのかが判明する、planetarianファンなら必聴の一枚です。
「花宵ロマネスク かなしいミルクティー」
ジャケットはミルクティーに浸かった葵&桔梗の大人組で、このイラストに惹かれて買いました。
内容は葵が優子と別れる前、ともゑが入院する辺りです。
紫陽も物語に大きく絡んできます。
最後に収録されたメッセージは「朝起きて先生に
猫耳が生えてたら」です。
各キャラの
猫耳に対する反応がかなり面白くてオススメです。
個人的には紫陽のメッセージが入っていたのが嬉しかったです。