サバイバーミッションに続く女性捜査官、利津と
人工知能であるドクターキシモトシリーズの2作目。
精神異常を認められた犯罪者を収容する医療観察施設で
出られるはずの無い厳重な管理システムの元
収容患者は脱走し、担当医師が磔にされて死んでいた。
胸には逆位置のタロットカードの「運命の輪」が。
施設に心理技官として潜入し捜査を進める利津の目の前で
次々と起こる殺人。死体には逆位置のタロット。
前作を知っていると利津の助けを得られない状況
誰が信用できるかわからない怖さがより分かりますが
知らなくても楽しめるのではないでしょうか。
なんとなくですが海外のミステリのような
印象も受けます。サイコパスだとか動機が
日本ではなじみがない感じなのでそう思わせるのかな…
見立て殺人ぽいもの、
暗号解読などのミステリに
興味がある方にオススメです。