大きく分けて3つのモードがあります。
原作のストーリーを読み進めながら麻雀を打つ「回想対局」
対戦相手、ルールを自由に設定して勝負できる「自由対局」
アカギの神懸かった闘牌を再現して和了することをノルマとして課される「伝説対局」
「回想対局」は竜崎・矢木戦が3回、市川戦が2回、浦部戦が1回、仲居戦が1回の計7回で全制覇となります。
基本的には半荘一回でトップを取ることでクリアですが、「市川をハコ割れさせる」「南場から入って浦部を逆転する」など原作を反映したノルマが課されることもあり、アカギになりきって闘牌を楽しめます。
「自由対局」はキャラクターを自由に選べる点は良いのですが、ルール設定の自由度があまり良くないと思いました。
国内だけでも多種多様な麻雀ルールのすべてをカバーするには明らかに不足です。
このあたりは通常の麻雀ゲームに比べて劣っていると思います。
設定項目は「喰いタンの
アリナシ」「平和ツモを認めるか」「立直一発の有無」「満貫切り上げするか」「ハコ割れで終了か続行か」「立直後暗槓を認めるか」「途中流局の有無」「裏ドラ、槓ドラ、槓裏ドラを有効にするか」「連荘条件の設定」「原点の設定」だけです。
難易度の設定もなく、アカギ、市川、浦部相手でも簡単にトップが取れてしまうことがあります。
「伝説対局」はおそらくこのゲームで最も充実したモードです。
アカギの神懸かったアガリが自分にもできるかどうか挑戦することが可能です。
単にトップを取っただけではクリアとみなされないので、難易度は高いです。
この「伝説対局」ではプレイヤーの配牌とツモがコンピュータによって操作されているようで、
まるで積込みしたかのような好配牌、好ツモに恵まれますが、それでもやはり難しいです。
再現できる闘牌は以下の15個。
1、竜崎戦で役満を和了する。(原作と違ってイカサマなしだが、必ず好配牌、好ツモがくる)
2、竜崎の和了を阻止する。(竜崎が親で必ずダブリーしてくる。ときには天和も)
3、矢木の和了を阻止する。(やはり矢木が親で必ずダブリーしてくる)
4、矢木から裸単騎で直撃を奪う (ポンしやすい配牌がくる)
5、市川から絶一門でロンアガリする (必ず絶一門の配牌がくる。)
6、市川から大明槓し、嶺上開花で和了する (槓しやすい配牌がくる)
7、ニセアカギ相手に指定の三牌を選んで四向聴を作る
8、川島先輩たちを相手に治の手牌を使って2回のツモで上がる
9、浦部戦で誤って見えてしまった嶺上牌で上がる (6同様、槓しやすい配牌がくる)
10、裸単騎で浦部のトップを逆転する。(ポンしやすい配牌がくる)
11から15はアカギ以外のキャラになりきって打つことになります。
11、プレイヤーキャラは南郷。竜崎戦のオーラスでトップを逆転する。
12、プレイヤーキャラは南郷。半荘終了まで市川よりも上位をキープする
13、プレイヤーキャラはニセアカギ。誰にも上がらせずにトップを取る。
14、プレイヤーキャラは浦部。ニセアカギのトップを阻止する。
15、プレイヤーキャラは治。東四局の親番で南入までに浦部のトップを逆転する。
天棒状況なども含めて、原作の状況がよく再現されています。
ただ、原作では強力な打ち手として描かれていたキャラがぬるい打牌を打ってきたり、他家が仲間同士で潰し合ったり、いろいろと引っかかる部分もあります。
原作では存在意義の薄かったモブキャラの他家も積極的にアガリにきます。その結果こちらのアガリが阻止されることが多々ありました。
全制覇するためには、何度も同じ作業を繰り返すことになりますが、アカギが好きな人なら、それを差し引いてもあまりある熱い闘牌が楽しめると思います。
逆に麻雀が好きなだけの人はプレイしないほうがいいと思います。
声優さんはナレーション含めてすべてアニメとは違う人です。
ただあまり喋らないので、気にするほどでもないかもしれません。
また鷲巣様の出番はありませんので、鷲巣麻雀もできません。
アカギが好きな人なら、全制覇したときの達成感はかなり大きいと思います。
特に「伝説対局」では1つのノルマを達成するだけでも役満を上がったときくらいの興奮が味わえることと思います。
ファンの方には、ぜひこのゲームでアカギと同じ闘牌を体験していただきたいです。
アカギ、すごく好きなんだけど、「今回の敵はまだ序の口、次にとんでもない敵がいた」っていう設定は、以前の
聖闘士星矢と同じ。次々と強敵が出てくるあれが途中から急に興味が失せた。
自分はアニメで見たのが最初だったが、市川と戦う前に拳銃で人を撃った後、「もう一度死線をくぐりに…」というところで心配していた。
聖闘士星矢と同じにならないだろうか、と。
この設定はいずれ必ずネタ切れになる。終わりも切り出せなくなる。
幸いにして終わりはもう既に分かっているのだから、こうダラダラ続かせずに何とかうまくまとめてほしい。