やっぱり江古田ちゃん好きとかぶってるんですね、この本。
　SPAで連載していて、おもしろグロかったので買ってみましたが、最近のSPAの作品はもちろん載っていません。アラサーちゃんという題名だけど、本当のアラサーの私から見ると、あきらかにまだ20代半ばの人たちの話です。作者がＡＶ女優出身なので、セックス関係がまことに現実的でグロいですが、まあ現実に即しているので、男性には参考になるでしょう。だけどここの登場人物は性欲強め女子なので、それだけは注意していただきたい。
　絵はイベントのオサレフライヤーみたいなデッサンの狂った絵ですが、才能を感じます。
　空気を読むということが友人関係で非常に大事なこととして扱われていて、これはこの世代に特有なのか、見ていて窮屈というか、峰なゆかはすごく繊細というか、もしくは私が空気読めない部類なのか、複雑な気分になります。そんなに他人からの評価や意識を気にするのにＡＶ女優ってのも謎ですが、とりあえずすごく面白いので、江古田ちゃん系が好きな方にはオススメです。
グロいエロ話が嫌いな女子は不快感を感じるかもしれません。
スイーツ女子にも男勝り女子にもなりたくない人は必見です。「あるある！！」っていう笑いが満載です。

　

本屋さん店頭で見かけ「１５万部突破〜」の帯に惹かれて購入。
アラサーという微妙な年齢ゾーン女性の生態に興味あったこともあり、読んでみたのですが…

正直、「面白い！」と思うかどうかは、すごく個人差がありそうな感じでした。

この漫画がアラサー女性の生態を赤裸々に描いたものだとすれば、「世の中こんな感じなのか！？」っていう驚きもあり、結構衝撃を受けた部分も多かったのですが。

「皆さんどうなのかな…？」と読んだ人の感想聞きたくなる感じです。

自分があんまりピンと来なかったけれど、ボリュームは満点なので、星４つです。

「アラサーちゃん」ってタイトルですが、アラサー世代の代表的なキャラクターとは思えなかったです。
カテゴライズがキャラ名なら「元AV女優ちゃん」でないでしょうか？！
AV女優を職業として選ぶ女性はマイナーですから、アラサーの一般的感覚とは言えないと思いました。
話に毒がありどぎついので、好き嫌いがわかれると思います。
私は男性からすすめられて読んだのですが、こういうのがアラサー女子の本音とか思われたら
ちょっとイヤだなぁ〜と思いました。
笑えるエピソードもあり、ストレス解消、気分転換には良いです。
笑えない悲惨な自虐エピソードも多く、みんながどこか病んでる不幸な感じが漂っています。
とても頭の良く、才能も美貌もある女性がなぜ幸せそうでないのか？
アラサー世代に静かに広がる心の闇をシニカルに描いてます。