奇才・杉作J太郎氏の監督作品第2弾!(と言っても一本目の『任侠秘録人間狩り』と同時上映だったらしいですが。。。)ですが、正直期待していませんでした。だからレンタル落ちを買ったのですけどね。
果たせるかな、観てみるとあらすじは有って無いようなもの、キャストは杉作人脈勢ぞろい、映像は中学生の時何故か友人が持っていた古〜い裏ビデオみたいでした。(しかし、あの手のビデオはどこから入手するのでしょうね??)
しかし!期待値が低いと言うのが奏効したか、結構面白かったです。最後まで飽きずに(寝ずに)観ましたよ!(本当につまらない映画(例:アホリックス)だと開始5分で寝ますからね)
先ず、主役のママ役:タナダユキがめちゃくちゃ可愛かったです。映画監督さんなんですね。また映画に出て欲しいです。
あと、リリーフランキーはお芝居お上手ですね。他が...ですから余計に目立ちました。
ただ、後半のふんどし
幽霊が練り歩くシーンは、明らかに作り方が雑になっていましたね。えらい引っ張ってましたし。。。(何分あったの?あのシーンは??)
まぁ、杉Jさんのコラムにも、「映画は照明の当たっているところをカメラで撮っている作り物の世界なんです。当たり前じゃないですか!」的なことが書かれていましたし、リ
アリティをハナから追求しないと言う精神に則った作品になっていましたので、これで良いのではないかと思いました。
前作同様ゲーム性は薄いです。これも2日ほどで終わるのでボリュームもありませんが
こういうソフトなので許容できる人限定です。ゲームはもうしんどい、映画見る感覚で軽く遊びたい人にはピッタリかと。
前作のヘビーレインと立て続けにやりました。(両方一回づつクリア済み)
映画のジャンルで例えると、前作はサイコサスペンス?で、こちらはオカルトアクションかな。(でも怖い話ではありません)
ジャンル的にはこちらの方が好みでした。雰囲気も前作のような陰鬱さはあまりなく、
場面によっては絡んできた悪ガキどもをボコボコにしたり、軍事訓練や
ステルスアクションがあったり、
心霊を使って回りの人をビビらせたり、いじめグループに報復したりと、
痛快な部分もあったので、娯楽性はこっちの方が高いかな、と思いました。
主人公の女の子が自分のルーツを探しながら成長する話なのですが、違う方向に成長しますw
殆ど超能力戦士です。殺る時は殺りまくります。主人公が純粋な善人でないとイヤな方には
抵抗出るかもしれません。敵も同胞もかなり死亡者数は多い話です。
プレイしてみて戸惑った点について
主人公は霊感で、アナログスティックを使って残留思念を読んだりもするのですが
先に説明書を読んでおかないと思念の読み方がよくわからなかったりしました。
あと他のレビューにもあるように、ストーリー展開がシャッフル(バラバラ)されているので
初めの頃は話がよくわかりません。中盤以降になると全体的な流れが把握できますし、
エンディングの主人公のセリフを聞いて、「ああ、なるほど!だからこういう構成の作品なのか」と
納得しましたが、ちょっとヒネリ過ぎた気もします。
普通に回想シーンを定期的に入れていく程度で良かったかも。
あと某赤旗国が完全に悪役ですが、もしかしてアジア圏でもこのまま販売してるんでしょうかw
あと続きから遊ぶと開始時の読み込みが何故か異常に長い時があり、ディスクも止まっているので
フリーズしているのか?と勘違いする時がときどきありました。
ストーリーは洋画に良くある内容展開で先読みも出来てしまいますが、そこそこ楽しめました。
グラフィックスは文句無しです。PS4と言われても信じてしまいそうなほど質感がリアルです。
あとモーションも前作より進歩しています。その時の環境や服装、体調、精神状態などで
人物の姿勢、動き、仕草などがまるで変わります。これを見てしまうと格闘ゲームのモーションは
凄く低レベルな物に見えてしまいます。
ダウンロードコンテンツの1つである 最新鋭の訓練 は、パズルアクションでした。
おまけとしては十分ですが、1コースしか無いので、一回解くとあとは
タイムアタックしかやる事がなくなるので、コースを増やして配信して欲しいと思います(無料で)